あすかが開設以来今日まで11年間にわたり着実な歩みを続けられることができましたことは、ひとえにご利用者、ご家族、地域、関係機関、先輩の皆様方のご指導、ご支援のおかげでありまして、あらためて厚くお礼申し上げます。
　2025年に75歳以上の高齢者が2000万人を超えると予想される中で、平成27年度の介護保険制度の改正では、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるようにするため、介護、医療、生活支援、介護予防を充実する「地域包括ケアシステム」を構築するといわれています。また、制度を維持していくために費用負担の公平化も併せて施行されるとのことです。さらに、特別養護老人ホームの新規入所を原則要介護３以上にすることなど、あすかの運営にも少なからず影響が出てくると予想されますが、特別養護老人ホームが地域の中で果たす役割は大きいと考えております。平成24年度には六合中学校区地域包括支援センター（高齢者あんしんセンター六合）を、また平成26年度からは、いきいきサロンはつくらの運営を受託しました。
　今後とも、あすかの理念を常に念頭に置き、地域の中のあすかとして、ご利用者に、住んで良かった、利用して良かった、と言っていただけるよう、職員一同介護サービスのさらなる充実に向け、なお一層努めてまいります。

施設長　河野　良明