■産業廃棄物処理事業

― 安全に、適切に、確実に機動性の高い廃棄物の処理と多彩なリサイクルを実施。 ―
各工場より排出された廃棄物を収集・運搬。
どのような処理方法を用いるかを決定するため、廃棄物を細かく分析したのち、各プラントにて適正な処理を施します。
収集・運搬から中間処理、最終処分までを一貫して行っているので、より確かな安全性を提供できるほか、Pbや六価クロムなどの有害重金属をはじめ、廃油・廃酸・廃アルカリの液状物、汚泥や燃え殻、廃プラスチック類など固型物や各種廃試薬など、ほとんどすべての産業廃棄物に対応可能です。

・ドラム缶破砕設備
これまで処理の難しかった可燃性の高い廃棄物や臭気の強いもの、容器から取り出せない固化物をドラム缶ごと破砕することで幅広い処理が可能となりました。1時間で16本のドラム缶を破砕する能力があります。処理した廃棄物はミキサーで混練した後、ピストンポンプで焼却炉へ圧送投入します。

・焼却処理設備
焼却炉は抑制燃焼を実現するガス化式キルンストーカー炉を採用・導入しています。 キルンでは空気の流入を抑制しガス化を促進、キルンから出た残渣物をストーカー炉にて積極燃焼させます。 二次燃焼炉では、1,000℃にて完全燃焼できるので、ダイオキシンは極めて少なくなります。

・廃熱利用設備
焼却炉から発生する廃熱を、廃熱ボイラーにて熱交換し、発生した蒸気により発電を行います。 発電量は、4,000kw/h。さらに工業用水を55℃の温水として供給し、周辺施設の洗浄水として利用されます。

・乾燥設備
有価金属を含む汚泥を蒸気を利用して乾燥させる設備です。 乾燥させ水分を少なくし減量することで、配送コストの削減が可能となります。 将来的には溶融炉を設置し、レアメタルの回収に取り組んでいくことも視野に入れています。

― 時代のニーズを包み込み、段ボールを進化させていく。 ―

パッケージ事業本部ではダンボールの製造販売を中心に、その他包装資材の販売も行っています。ダンボールは、扱いやすく、丈夫であり、商品イメージを表現するのに大切な役割を果たしています。加工が容易であることから、最近はダンボールパレット、商品展示用POP、住宅用材などとしても使われています。また、リサイクル率は長きにわたり8割以上を維持し、リサイクルの優等生とも呼ばれています。 私たちは、ダンボールの優れた機能を維持しながら、新たな可能性を追求し、他社には無い特殊ダンボールを開発しています。