ジェイティーセイメイシケンキュウカン
JT生命誌研究館
すべての人に開かれ すべての人に参加を求める 「生きている」を考える場
文化・ミュージアム
- テーマ館
- エリア
- 大阪府高槻市
- 最寄り駅
- JR西日本東海道本線 高槻駅 から徒歩10分
JT生命誌研究館に行く前にチェック!
~生命誌研究館~
「生きてるってどういうこと?」生きものを見つめ、研究し、その過程や成果を表現することを通して、自然・生命・人間について考える場(ホール)です。
「生きてるってどういうこと?」と考えて周りの生きものを見ると多様でありながら共通性を持っていることに気づきます。38億年前に生まれた祖先に始まり、一つ一つの生きものが生まれる発生をくり返す中で進化が起き、複雑な生態系をつくってきたのです。そこにある生命の歴史を読み解きます。
読み解いた歴史物語を美しく表現することで、生きものの魅力を実感し、生きることについて考えています。生きている、生きるという課題を考え、いのちを大切にする社会づくりに努める仲間としてご参加ください。
「生きてるってどういうこと?」と考えて周りの生きものを見ると多様でありながら共通性を持っていることに気づきます。38億年前に生まれた祖先に始まり、一つ一つの生きものが生まれる発生をくり返す中で進化が起き、複雑な生態系をつくってきたのです。そこにある生命の歴史を読み解きます。
読み解いた歴史物語を美しく表現することで、生きものの魅力を実感し、生きることについて考えています。生きている、生きるという課題を考え、いのちを大切にする社会づくりに努める仲間としてご参加ください。
~館長のご挨拶~
昨年のSTAP細胞騒動に象徴されるように、今科学の世界は揺らいでいます。一つは、学問の基本です。自然科学という名にふさわしい知であるためには、17世紀科学革命で生れた「科学」をそのまま継承するのでなく、新しい展開をしなければならない時に来ているのに、それをじっくり考える雰囲気がありません。生命誌研究館はそれを求めています。少数とはいえ本質を考えようとしている仲間はいてくれますので、一緒に新しい知を探っていきたいと思います。
もう一つは、社会全体のことです。小さな組織ですから、社会へ向けての活動を本格的に行なう余裕はありません。けれども、「人間が生きること」を大切にせずに、格差を広げている今の社会のありようは、生命誌のコンセプトにはまったく合いません。格差社会を変えることにつながるような生命誌の発信を続けていきたいと思います。
今年の動詞は「紡ぐ」です。綿・まゆ・羊毛などから繊維を引き出し撚りをかけて糸にするのがこの言葉の意味です。先日、オーストラリアのアボリジニの研究をなさった文化人類学者の上橋菜穂子さんに「糸を紡がれたことあります?」と聞かれました。残念ながらありません。フワーッとしているものに撚りをかけると強いものになっていくことが指でわかり、紡ぐってこういうことなんだと実感するとおっしゃるのです。そこで、「異世界の物語を紡ぐ」国際アンデルセン賞受賞の物語作家上橋菜穂子が誕生したというわけです。紡いだ糸だからこそ二次元、三次元の世界を織りあげていくことができるんだと改めて納得しました。
とにかく、しっかりした糸を紡ぐことが今年の課題です。このホームページに書き込んだり、館を訪ねて下さったり、一人でも多くの方が糸紡ぎに参加して下さることを願っています。とくに書き込みは、お家でも電車の中でもできますから是非。
もう一つは、社会全体のことです。小さな組織ですから、社会へ向けての活動を本格的に行なう余裕はありません。けれども、「人間が生きること」を大切にせずに、格差を広げている今の社会のありようは、生命誌のコンセプトにはまったく合いません。格差社会を変えることにつながるような生命誌の発信を続けていきたいと思います。
今年の動詞は「紡ぐ」です。綿・まゆ・羊毛などから繊維を引き出し撚りをかけて糸にするのがこの言葉の意味です。先日、オーストラリアのアボリジニの研究をなさった文化人類学者の上橋菜穂子さんに「糸を紡がれたことあります?」と聞かれました。残念ながらありません。フワーッとしているものに撚りをかけると強いものになっていくことが指でわかり、紡ぐってこういうことなんだと実感するとおっしゃるのです。そこで、「異世界の物語を紡ぐ」国際アンデルセン賞受賞の物語作家上橋菜穂子が誕生したというわけです。紡いだ糸だからこそ二次元、三次元の世界を織りあげていくことができるんだと改めて納得しました。
とにかく、しっかりした糸を紡ぐことが今年の課題です。このホームページに書き込んだり、館を訪ねて下さったり、一人でも多くの方が糸紡ぎに参加して下さることを願っています。とくに書き込みは、お家でも電車の中でもできますから是非。
~生命誌研究館の活動~
生命誌では常に生きることに関わる動詞、できるだけやまと言葉で考えています。愛づる、関わる、生る…なぜか生命とはなにかと問うたのでは出てこない大事なことが浮かび上がってくるのです。生きているを見つめ、生きるを考え、新しい知を生み出し、生命を大切にする社会を創っていきたい。優しく、穏やかに、着実に。あらゆる分野とつながっているはずですので御一緒に考え、動いてください。
JT生命誌研究館の基本情報
スポット名 | JT生命誌研究館 |
---|---|
TEL | 072-681-9750 |
FAX | 072-681-9743 |
住所 |
〒569-1125 大阪府高槻市紫町1-1 |
営業日 |
|
http://www.brh.co.jp/communication/labdiary/ | |
駐車場 | あり 10台 |