●当院からのメッセージ
　1964年(昭和39年)に開院以来、楽でスムーズなお産をしていただくために、分娩では全例にバランス麻酔による無痛分娩法(和痛分娩)を行い、数多くの生命の誕生にたずさわってきました。短い入院期間をより快適にすごしていただけるよう、職員一同努力しております。また、がんの早期発見のために、子宮がん検診には特に積極的に取り組んでいます。月経以外の不正出血や異常なおりものなどの症状がある方は若くても検診を受けましょう。その他、産婦人科全般にわたって診療を行っておりますので、どうぞお気軽にご相談下さい。
●診療科目
　産科、婦人科
　　妊婦検診、無痛分娩、和痛分娩、人工妊娠中絶
　　子宮がん検診、HPV検査、子宮頸がん予防ワクチン、不妊相談、子宮内膜症の治療
　　更年期相談、性病・性感染症の検査・治療、避妊相談、ピル処方

●院長　下田 隆夫
●略歴
　　昭和54年　　北里大学卒業
　　昭和58年　　北里大学大学院終了、医学博士
　　昭和61年～平成5年　　北里大学医学部産婦人科講師
　　平成3年　　　社会保険相模の病院産婦人科部長
　　平成5年　　　下田産婦人科医院副院長
　　　　　　　　　北里大学医学部産婦人科非常勤講師
　　平成17年～25年　　茅ヶ崎産婦人科医会会長
　　平成24年　　　医療法人 下田産婦人科医院　理事長・院長
●所属学会・認定医
　　日本産科婦人科学会専門医
　　母体保護法指定医
　　日本臨床細胞学会細胞診専門医
　　国際細胞診専門医(FIAC)
　　マンモグラフィ読影認定医
●専門とする疾患など
日本臨床細胞学会細胞診専門医の他、日本でも数少ない国際細胞診専門医の資格を取得しており、開業以来多数の婦人科がんを早期発見しております。大学病院などとの連携を密にし、その結果沢山の患者様の健康回復に寄与しています。

●無痛分娩について
お産に対する不安や陣痛にともなう痛みのストレスは、分娩の進行を妨げたり、ママや赤ちゃんに悪影響をおよぼすことがあります。無痛分娩のいちばんの目的は、そのようなトラブルを防止することです。
欧米ではすでに150年以上も前から無痛分娩の研究がなされてきました。一般に無痛分娩に用いる麻酔には、全く陣痛の痛みを抑える硬膜外麻酔と軽い全身麻酔であるバランス麻酔があります。当院で用いているのは後者のバランス麻酔で、陣痛を和らげるという意味で「和痛分娩」ともよばれます。
●当院でのお産(和痛分娩)
[痛みの少ないお産を行います！]
当院では全例の方にスムーズなお産をしていただく為に和痛分娩（バランス麻酔）を行っています。
完全に痛みのない状態にはなりませんが、少量ずつの鎮静剤と麻酔薬(注射・マスク）を効果的に用いることで、お産の痛みを半分に和らげ、またリラックス出来る事でお産の進行もスムーズです。これにより、陣痛による母体へのトラブルを防ぐばかりでなく、さらに、赤ちゃんへのストレスを軽くすることが出来るという大きなメリットもあります。
[母児同室]
産後2日目から短時間の同室、3日目からは朝から夜8時までの同室で母乳栄養を促し育児にも慣れていただき、夜間は退院まで赤ちゃんをお預かりしています。
[アロマを取り入れたお産]
分娩の第1期に「お産を助けるアロマオイル」の香りでリラクゼーションをはかっています。また、産後ご希望の方には入院中1回専属のセラピストによるアロマオイルマッサージ（全身または部分）を行っています（無料）。

●がん検診について
　・がん検診／全く無症状でも検診でがんが見つかる方がいます。
　　　　　　　当院では大学病院と同レベルの検診が出来ます。
　・子宮がん検診／症状のある方はもちろん、無い方も積極的に検診を受けましょう。
　・HPV検査／現在がんやその前段階(異形成)になっている可能性があるかどうか、将来
　　　　　　　子宮頸がんになる可能性があるかどうか調べることができます。
●避妊・ピルについて
　・避妊相談／経口避妊薬(ピル)や避妊リングによる避妊方法をお勧めしています。
　・ピルについて／ピルは正しく服用すれば、ほぼ100%の避妊効果が期待できます。
　・避妊リング／主にプラスチック製の器具を子宮内に挿入し、受精卵が子宮内膜
　　　　　　　　に着床するのを防ぐ方法です。
　・月経時期の調整／ホルモン剤を用いて月経の時期を移動させることが出来ます。
●その他
　・子宮内膜症について／子宮内膜症とは、子宮内膜症に似た組織が、内膜以外の
　　　　　　　　　　　　場所にできて出血を起こす病気です。
　・更年期相談／更年期とは、閉経前後の約10年間(45～55才頃)の時期を言います。
　・性病・性感染症