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奥長良川伝統天然鮎漁法
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■簗のあらまし■
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鮎が産卵の場を求めて川を下る頃、川を塞止めて、その塞の一方に竹の簧を張り水と共に落ちる鮎を獲る方法でその架設も大規模になります。平水位の時は、快晴の日の宵から夜半と夜明け前に沢山の鮎が落ち、または秋風の吹く比較的寒い夜半は特に多いです。また大雨や台風による増水時は特にその数も多く、簗だけで何百Ｋｇという豊漁の時もあります。その時期としては8月中旬より10月中旬までで、9月は最も盛んです。
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■アユ■
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鮎の特質一川魚の主として珍重されている鮎は、サケ科の硬骨魚で、その体は優美で一種の芳香があり10月頃産卵します。卵は物に附着して孵化までを過ごし孵化した幼魚は海に下り、翌年3，4月頃群れをなして遡上してきます。餌としては、水中の石についている珪藻又は、小動物です。やがて、成長して土用をすぎ秋風が吹くようになると、産卵の場を求めて川を下ります。
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