小学校５年生より野球を始め、プロ野球選手を夢見て、日々精進するも高校の時、肩、肘の故障で夢を断念。その後、二十歳の時に交通事故にあい、健康であることの大切さを痛感する。その経験から、痛みや不自由で困っている多くの人たちの助けに少しでもなりたいと思い平成3年に柔道整復師免許を取得。整形外科、整骨院、スポーツトレーナーと臨
床の現場を多く経験。どうすれば早く治せるのか？を探し求め色々な手技を実践してきた中、辿り着いたのが現在の神経筋無痛療法です。
この療法はどこへ行っても改善が見られなかった方や、難治性の症状でお悩みの方にも、必ずお力になれるものと自負しております。
患者様へ治療に際して分からない事や不安な事はどんどん質問してください。
治療は施術者と患者様との共同作業であり、お互いに理解しあってこそいい治療が成り立つからです。

【神経筋無痛療法の理論】
まず痛みについてお話しましょう。
痛みやしびれはなぜ起きるのでしょう？多くの病院や多くの治療院では神経が圧迫されているから痛い、軟骨がすり減っているから痛い、背骨が曲がっているから痛い、骨盤が歪んでいるから痛い…など構造的に問題があるから痛いとよく説明されますが、本当に正しいのでしょうか？
では、背中がくの字に曲がっていても普通に痛みなく歩いている人はどういう事なのでしょうか？
膝が変形していても普通に歩いている人がいるのはなぜでしょうか？逆に、CTやMRI、色々な検査をしても異常が見つからないのに、首や腰、膝に痛みがある人がいるのはなぜでしょうか？
さらに変形性関節症の人が湿布を貼ったりお風呂に入るだけでも痛みがましになったりするのはなぜでしょうか？これらの事を考え合わせるとどうも従来の説明では矛盾が多すぎるのです。
では、本当の原因は何なのでしょう？現在では色々な検査機器の発達、運動力学や運動生理学の進歩、疼痛学の進歩等により色々な事が分かるようになりました。
痛みとは皮膚や筋、筋膜、腱、靱帯などにあるセンサー（侵害受容器）が外力や損傷、ストレス等の刺激を受け、その刺激が脳に伝わり「痛い」と判断するいわゆる筋痛症（筋筋膜性疼痛症候群）なのです。人の体は骨格だけでは動くことは出来ません。人の体は骨格を取り巻く筋肉やその他の組織が脳からの命令により多種多様な動きをします。その動き方により色々な痛みが形成されるのです。
人には力学的にみてもっとも負担の少ない動き方があります。その動きが出来なくなった時に体は痛みや痺れを感じるようになるのです。例えば、怪我をした後など、人は当然痛みをかばう動作を無意識にしています。この場合、痛みをかばう事により重心の位置が変化し全身の筋肉のバランスが変わるのです。バランスが変わるという事は、当然筋肉の負担が大きくなりオーバーユース（使いすぎ）になるところがある訳です。仕事などで同じ動きばかりする（反復動作）、又は同じ姿勢が長く続いても同じことが起きるのです。さらに人は間違った動きを続けると脳がその動きを学習
してしまい正しい動き（負担の少ない動き）が出来なくなってしまうのです（慢性化）。
神経筋無痛療法はこのような種々の原因により正しい動きが出来なくなった体に対して、その人が持っている機能を用いて全身の神経と筋肉の関係を円滑にし、最小限の刺激で患部の痛みを無痛で即効的に取り除き、その人が本来一番負担のかからない動きを取り戻し、さらに最大限のパフォーマンスを引き出す事の出来る画期的な治療法です。