「穏やかな礼節と規律」

この言葉を戸倉塾の骨格となる観念(コンセプト)としました。
「礼節」とは人生の質を高める技術。こう解説している本がありました。
礼節は子供たちがこれからの社会を生きて行くために、特に必要な力の幹だと思います。
なんだか文章が硬いですね。でも、ずいぶんと長い年月をかけて考えてきたことです。文にするとどうしても硬くなります。
礼節という言葉を調べると、小笠原流礼法やマナーという言葉に出会います。そして「衣食足りて礼節を知る」という一文に行き着きます。
衣服と食べ物、着るものと食べるものが十分にあり、ゆとりがあるようになって。
礼節、すなわち礼儀と節度。
社会の秩序を保つ為の礼儀作法と、時と場合に応じた、ちょうどいい行いを省みることが出来る。
また栄辱という言葉も出てきて、これは「えいじょく」と読み、名誉(めいよ)なことと、はずかしいこと。栄誉と恥辱(えいよとちじょく)と解説されています。
こんな風に書きましたが、子供たちには堅苦しくなって欲しくはありません。笑顔で健やかに礼節を身に着けて欲しいと心から望みます。
子供たちがこれからの世を生きていくために大切なことにはいくつかあります。
礼節、知識(学問)、体力、勇気、調整力、経験(成功体験・失敗体験)、実践力・・・。
あげればきりがありませんが、礼節はこれらの中の大切な一つだと思います。