【院長ご挨拶】
医療法人弘遠会は昭和63年10月に「地域に根ざしたやさしい病院」を目指して浜松市八幡町にすずかけ病院を開設しました。

天竜すずかけ病院は、当法人2施設目の病院として平成6年12月に旧天竜市(現浜松市天竜区)に200床(一般・老人)を開設しました。その後、平成11年12月には療養型病床群への移行計画に基づき増改築工事が行われました。翌平成12年4月からは介護保険事業として介護療養型医療施設(1病棟)と通所リハビリテーションを開始しました。直近では、平成17年7月に病棟の一部を使用していた通所リハビリテーションを専用棟へ新築移転することにより、増床して220床の療養型病院として今日に至っています。

病院名である“すずかけ”の名前はイソップ物語の寓話に由来しており、長い人生の道のりを旅して疲れ果てたお年寄りがすずかけの木陰で涼を取り、一服し、英気を養って人生の旅路に再出発していただきたいとの思いが込められています。
この物語のすずかけの木陰がもたらす“やさしさ”を信条に、私達すずかけグループは地域のお年寄りが住みなれた街で安心して老後を送れるように医療・看護・介護サービスを提供してゆきたいと考えています。

当院は開設当初から高齢者の慢性期医療を中心に運営し、特に認知症患者に関わる看護介護の分野では、ケアの質が担保されたシステムとして高い評価を受けています。
また、経営数値に関しても常に安定的に推移してきました。昨今、療養病床に関しては介護療養病床の廃止、老人保健施設への転換等決して安易な状況ではありませんが、今後も良質な慢性期医療を提供することで地域に貢献していきたいと存じます。

慢性疾患に悩むご高齢の方々に最善の医療・看護・介護を提供し、広々とした天竜の景観の中で療養していただけるよう職員一同努力しております。
外来診療は一般の方々も対象に総合診療科を開設して診療を行っていますのでお気軽にお越しください。

天竜すずかけ病院
院長 西川 方夫