あたたかい手とまごころの医療と介護をあなたの家庭で・・・

入院中の患者さんは、必ずホームシックにかかります。「ぜいたくを言えば、親しみ慣れたわが家で、家族に囲まれて、同じ医療が受けられたらどんなにうれしいだろう・・・。」それが現実になりました。

　1995年に医療法人を設立以来、こんにちにいたるまで、多くの皆様がそのようにしてご自宅で、フルコースの医療と介護を受け、平穏な自宅療養をしておられます。
在宅ホスピス

　医療保険による、点滴やIVH（中心静脈栄養）管理はもちろん、在宅酸素療法、経管栄養管理、また超音波診断（エコー）、心電図と解析、血液検査、ポータブルのレントゲンなど諸検査、薬剤師訪問等、現代の高度医療のほとんどを、ご自宅で受けることができます。

　また、医療保険に組み合わせて、適応の方には介護保険サービスを提供します。ケアマネージャーやホームヘルパーの派遣、電動ギャッジ・ベッドをはじめ介護用品の迅速な手配など・・・。これらは入院ではできませんが、在宅療養でのみ可能な介護保険の利点です。

　通院や入院の大変さは、病院通いをするご家族にとっても大きな重荷となって来ます。痛みやいろいろな症状の方を動かすのは、ご家族にとって大変です。そんなときこそ在宅医療・介護が力を発揮します。

　ご高齢者をはじめ、病院への通院が困難な方々の中には、「通院や入院をしたくない。できれば自宅で・・・」という人々が急増しています。そのような皆様のために、定期的に医師が訪問診療し、医師の診察診断と指示にもとづいて、ナースが定期的に訪問看護をします。また、臨床心理士や病院つき牧師による様々な気がかりのご相談（カウンセリング）など、専門職のチーム・ケアが、患者さまとご家族の両方をお支えします。

　このようにして、住み慣れたわが家と中島医院を結んで、フルコースの医療と介護による闘病ができます。

　重症の方には、患者・家族・当院の3者が敏速な連絡をとりつつ、24時間体制で対応しています。

　とはいえ急に一時的にでも入院が必要、という事態もありえます。そのようなときはご自分で救急病院をさがす必要はありません。中島医院が当院の連携病院やご希望の病院に入院の手配をいたします。

　これらの専門的プログラムによる在宅総合医療・介護のチームが、ご家族をサポートしながら、最後まで一貫してごいっしょに闘病をしてまいります。

* 在宅療養支援診療所とは、医療法人社団中島医院のように、前もって契約をした患者様を対象に、24時間在宅医療の緊急連絡を受け、医師の往診と訪問看護を提供できる体制の専門診療所のことです。医療法人社団中島医院は2006（平成18）年度の医療保険制度の改定により、1995年からの同様の体制を拡充して新設いたしました。