◆船福の海苔

　江戸前浅草海苔の伝統を受け継ぐ千葉県産の海苔は、海苔の専門家の間では「チバモノ」と呼ばれ、それ以外の産地の海苔を「バチ」（”本場”の”場”が違う）と呼ぶほど海苔の本流をなしてきた海苔の中の海苔なのです。 その特徴は、なんと言ってもほんのりとした甘みと豊かな香りにあります。特に千葉県北部の海苔の極上品は農林水産大臣賞も受賞したこともあり、その味と香りは、熱烈な信者も多く、関東は基より、関西地区にまでその名が轟いているほどです。 当社では、地元海苔問屋の特性を活かし、特に逸早く新海苔を仕入れ、一枚一枚丹精こめて焼き上げ「伝統の老舗の味」を守っています。

　「船橋」という地名の由来について、次のような伝説があります。 その昔、景行天皇とその皇子である日本武尊（ヤマトタケルノミコト）がこの地を訪れた際に、地元の人々が海老川に舟を並べて橋をつくり、一行をお通ししたというものです。この伝説をもとに、老舗船福が命名したのが「船の橋」です。江戸湾の豊かな海の恵みに育まれた風味豊かな伝統の味。 伝統の味と香りを伝える最高級御海苔「船の橋」は、最高級の一番摘み新芽を使用し、味と香りに心を込めて、炭火焼風に一枚一枚丹念に焼き上げております。