人の心にふれる、
ヒューマンな精神医療をめざして。

街並みを見下ろす小高い丘。病棟を囲む美しい緑。
その静かな環境の中で、患者さんや家族と一緒に心の病を癒す住田病院。
館内を飾るさりげない絵画や写真にも病の回復を願うスタッフの気持ちが込められています。
住田病院は心のふれあいを大切に、地域の精神保健のメッカとしてより開かれた精神医療に取り組んでいます。

【院長ごあいさつ】
人間個々の繋がりが希薄となり、情報化が進み競争原理が優先される現代では、様々なストレスから病に至る人も少なくありません。当院は昭和47年の開設以降、『患者さんに優しい病院』『地域社会に貢献できる病院』を目指し、様々な心の病気で悩む患者さんやご家族のお役に立てるよう日々取り組んでまいりました。近年精神科医療が進歩し、短期間で病気が軽快し社会や家庭へ復帰することが可能となっています。当院では入院治療に至った場合もごく短期間での退院を目指し、精神科デイケア、訪問看護などを活用し、在宅での安定した生活が維持できるようにサポートさせていただきます。
　また、近年超高齢化社会と言われ、今後ますます認知症に羅患する方が増えていくことが予想されます。認知症の方は徘徊、不眠、うつ状態などの精神症状を有することが多く、認知症の精神科的治療の必要性が高まっています。当院は１０４床もの認知症治療病棟を有しており、地域の要請に応え認知症の精神症状の治療を積極的に行っております。更に、退院後もデイサービスや訪問看護、介護ケアプラン作成など、家族の方々の負担を極力減らし安心して自宅で暮らせるよう様々なサポートを行っております。
　今後も、地域の医療・介護・福祉との連携を一層進め、今までにも増して精神科医療を推進し、地域医療を担う病院として更に貢献していけるよう、職員一同気持ちも新たに邁進していく決意でおります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長・院長　　住 田 靖 尚