私は水谷税務会計事務所の所長を務めております水谷 弘と申します。
昭和45年より約30年間某会計事務所に勤務し、その傍ら税理士試験に挑戦しておりました。平成9年に税理士試験に合格し、平成10年3月に税理士の登録を受け、平成12年4月に当事務所を開業することとなりました。
私はこれまでお客様と向き合い一生懸命仕事をしてきたつもりでしたが、実際にはお客様に伝わっていない部分があることに気づきました。企業の経営者の皆様に、ここの経費を減らせとか、もう少し売上を上げてくださいとか、色々な注文をし、一生懸命指導してきたつもりでいました。そして、今までお客様から報酬をいただき、仕事もこれだけやれば良いのだと一人で勝手に満足していた気がします。
今まで私が税理士としてお客様と仕事を通じてどのような関わり方をして、どのように貢献できたかを今一度考え、改めて皆様と同じ一企業人として会計事務所にどんなサービスをしてほしいかをお客様の目線に立って考えてみました。会計事務所に求めるもの、それは「経営判断に有益な速い情報」と「客観的なプロ視点からの提案・アドバイス」ではないかと考えました。今まではお客様に指導してきた「売上を上げろ」、「コストを削減しろ」というのはお客様の立場では既に分かっていることであり、「そのためにどうすれば良いのか」を私に聞きたかったのではないかと思ったとき、自分本意の仕事しかできなかった私の不甲斐なさを反省しました。お客様が満足できるサービスが提供するには私共はどう変わったら良いのかを悩みました？
私の行き着いた結論は、記帳代行主体のサービスから会社の状態を適時に把握できる自計化サービスへの転換です。過去の会計事務所は「会社のお手数になることを代行する」ことが仕事であり、お客様もまたそれを求めていました。しかし、あらゆるもののデジタル化が進み、経理も今やコンピューターを使うことが当たり前になっており、会計事務所が記帳をする重要性が薄れてきたように思えます。時代とともに会計事務所も変遷しているのです。その事情を勘案した時に、現在の会計事務所の仕事は「会社の現状を明確にお伝えし、その上で問題点の改善や会社の更なる発展に寄与する」ことであると考えております。私共は税務会計のスペシャリストとしてお客様の経営の一助となるサービスの提供を目指して参ります。
また、「記帳代行サービス」や「経営計画会議」、「申告・納税シミュレーション」などお客様が「これをやってほしい！」という業務を別建てにし、お客様自身でカスタマイズしていただくようにしました。お客様の中には「会計事務所には申告だけ頼みたい」という方がいれば、「プロの視点からのアドバイスや指導をしてほしい」という方もいます。もちろん私共はお客様のニーズに応じてサービスを提供するのですが、前者と後者のお客様の報酬料金が同じということはいずれかのお客様の不満に繋がると考えました。そこで標準のサービスを最低限の値段とし、必要なものを選んでいただき経営に役立てていただけるようなサービス体系を確立しました。私自身、会社に最適なものを選んで活用していただければ企業の経営者の皆様も必ず満足していただけると思っています。
私共はお客様にいかに満足していただけるサービスを提供できるか、 いかにお客様に繁栄していただくかを一緒に考え、共に成長させていただく会計事務所です。「会計事務所はサービス業である」という精神の下にその努力は惜しみません。
「皆さん、会社の未来について一緒に考えませんか？」
最後になりますが皆様の益々のご発展とご健勝を心より祈念し、私からのメッセージとさせていただきます。