岡本石井病院は、昭和21年創立以来、焼津市において、地域に根ざした形で、医療に尽力させていただいてまいりました。岡本石井病院の前身である岡本内科医院（焼津市本町）の創立から数えますと、すでに65年を超える年月を焼津市の皆さまとともに歩ませていただいてまいりました。これも、ひとえに焼津市の皆さまにおける御理解と御協力をいただいた賜物であり、この場をおかりして心から御礼申し上げます。

私たち医療人は、患者さまの健康やご病気を早期に診断・治療するかということはもちろんのこと、どのようにして、皆さまと信頼し合える医療環境を築き上げていくかということも重要なテーマとして考えております。患者さまのご年齢や生活スタイルも多種多様であり、私たちは、常に患者さまがどのような医療を望んでいらっしゃるかを考えながら、皆さまとともに歩んでいかせていただきたいと思います。そのためには、私たちすべてのスタッフが、患者さまのお話に耳を傾けることからはじめるべきと考えます。皆さまとの関係が、医療の中での信頼関係である以前に、人としてお互いに信頼であることを原点に考え、これからも皆さまとともに生きる病院を目指してまいります。
皆さま、これからも変わらぬご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

病院長 　　森田　敏宏