くりのみ自然幼稚園は、皆様のご支援により創立３３年目を迎えており ます。３０周年記念事業では、記念塔の建設・園舎内外の改修及び年少クラス増設を行い、こどもたちの環境の充実を図りました。また、 数年前の夏は鹿やウサギ小屋の移動と共に旧鹿小屋を撤去し、更に約100坪強の空間を遊びの場として拡張しました。益々旺盛な遊びが期待されるところです。
そしてくりのみの園庭では、今日も所狭しとばかりに走り回る子どもや先生たちが元気に活き活きと活動しております。
遠くで眺めながら、お預かりしている子どもたちのみならず、地球上全ての子どもたちが、未来に向かって夢と希望をもち、生を豊かに力強く歩むことを願い、幼児教育に邁進している日々です。
このくりのみ自然幼稚園は、子どもたちを取り巻く環境を憂慮した、故伊勢山武頼創設園長が開発の進む周辺の中で、「この地だけは」と自然を保ち、園の教育を通してしっかりとした人間関係を築いたうえで、植物や昆虫・動物と共存している現実を知ることや春夏秋冬の自然の現象から深い科学的洞察力を身に付け、人として地球上に生きることを学び、未来に知恵を発揮できるようにとの願いを込めて、昭和50年に開設した貴重な園です。武頼園長は、幼児教育に情熱を注ぎ、ひいては世界の恒久平和を願って『たおれて後やむ』の信条の生涯でした。
幼児期はご家庭において両親との関係を軸にして営まれていた生活が、様々な面で急激な広がりを見せる時期です。
当園では、幼児教育要領に基づき、創意工夫を加えた教育課程を編成し、特にフィールドワークを重視した全国的にも稀な規模と内容を誇ることのできる幼稚園です。
保護者の皆様、お子様の大切な幼児期をこのくりのみ自然幼稚園と連携を取りつつ、個人個人のより良い成長を願いながら、共に頑張ろうではありませんか。教職員一同、子どもの声、ご家庭の声を真剣に受け止め、連携・協力して保育を行う所存です。
何卒、ご理解のうえご支援をお願いいたします。


園長 塚本 陽子