平成23年3月に東日本大震災が起こり、その後の原発事故等、日本にとって試練が続いております。また、これ等の中で人と人との繋がりができ、絆の大切さを改めて感じているところです。

さて、更葉園も中・長期計画に基づき障がい者支援及び生産活動の部門、高齢者介護の部門それぞれで目標を立てて、事業達成に向けて全力で頑張っているところです。音更町を始めとする関係機関のご支援のもと、平成２４年１月には地域密着型特別養護老人ホームきずな、小規模多機能型居宅介護事業所きずなの建物が完成、３月１日より供用開始となりました。地域に信頼される施設になるべく、スタッフも利用者の介護等、日々の業務を懸命に行っているところです。

更葉園も平成２４年１月で昭和３７年の社会福祉法人認可より５０年目を迎え、４月１４日に記念式典を開催いたしました。今日を迎えられるのも、創設者である故川田健治郎氏を始めとする多くの先輩方の功労によるものです。感謝の念を忘れることなく、今までの歩みを正しく整理して後世に残していくのも我々の使命と思っております。

国の福祉施策も度々の見直しにより、見通しが困難である昨今ではありますが、このような時代であるからこそ、地域での求めに答えていくこと、福祉職としての人材育成等を推し進め、サービスの質の向上をはかることにより、社会福祉法人としての責務を果たして参ります。