～理事長あいさつ～

1903年に開業し、100年が過ぎました。
祖父・四郎が、医療を通じてこの地域に奉仕できればとの思いで開業以来、父・重孝に受け継がれた地域医療を継承して、さらに次世代へとバトンタッチしていく”受け皿”として新しい病院を完成させました。
高度成長時代は交通事故や労災事故など急性期疾患が多く、救急搬送の大部分を占めていましたが、高齢化が進む昨今は慢性の疾患がその多くを占めています。この高齢化社会に対応するには、医療だけでなく、保健・福祉との連携を深めながら、三者が「プライマリー・ケア」とは何であるかを見直し、再構築していかなければ、この地域の高齢者にとって真に住み良い社会の実現は不可能だと思います。
介護保険の導入に伴い、医療と福祉の連携を保ちながら、病院外でのケアにも力を注ぎ、病気の予防・早期発見に病院を利用して頂き、親しみやすい、新しいカタチの「コミュニティー・ケア」ができる施設になればと願っています。

理事長　馬場宏重