当院は平成18年4月に徳洲会グループ62番目の病院として島根県斐川町にオープンし、今年で8年目を迎えました。去年は12月に老人保健施設 徳洲苑を50床から80床に増床いたしました。訪問看護を平成23年から開始し、3階は一般病棟、４階は療養病棟、５階は介護老人保健施設 出雲徳洲苑(80床)と、急性期から療養、老人保健施設、在宅医療まで、我々が目指す、医療と介護が一体となった地域密着型の福祉がさらに充実したもになりつつあります。病院の基礎をつくるのに5年はかかると徳田虎雄理事長の直言にもかかれていました。当院もまる7年がすぎ、昨年度は完全に黒字経営となり安定した経営基盤のなかで、地域に医療が提供できるようになってきました。
今年は、4月から新たに泌尿器科外来、緩和ケア外来を開設しました。さらに地域の方に貢献できるようにしたいと考えています。
医療崩壊が言われている昨今島根でも医師、看護師不足は深刻です。当院でも看護師確保は最重点課題として取り組んでいます。しかし、幸いなことに、当院は、全国に展開している徳洲会グループ病院より応援をいただき、病棟を閉鎖することなく順調に進んできます。このグループの姿が、今後の島根の医療を支える一つのモデルになるのではないかと思います。島根県西部や隠岐の島にも徳洲会の輪がひろがり、生まれ育った島根に少しでも恩返しができればと思います。