この言葉は日本整形外科学会の「運動器の１０年・骨と関節の日」のキャンペーンです。
いくら長生きしても、動けなくてはなんにもなりません。齢相応に、自分の好きなところへ、自分で行けて、自分のしたいことが出来て、はじめて生きていて良かったなと思うのではないでしょうか？骨、関節、筋肉、そしてそれらを動かすように指令する神経等いわゆる運動器、そういう運動器の病気や怪我を扱うのが整形外科なのです。

平成25年4月、院長に就任いたしました。私は大学病院で長年、関節疾患や骨粗鬆症、関節リウマチ治療に取り組んできました。その経験をもとにより新しい診断、治療を地域の皆様に提供していくつもりです。オサダ整形外科はこの浜寺の地に1978年に開院して以来約35年、地域の皆様とともに歩んでまいりました。今後更に多くの方々に喜んでいただける医療を目指し精進していきます。
スタッフ一同、気軽に来院していただき元気、笑顔でお帰りいただける医院を目指しています。
これからも宜しくお願いします。

和田 孝彦

全身の運動器官である骨・関節・筋肉・靭帯・腱・そしてそれらを動かすように指令する脊髄・神経の病気や
外傷（ケガ）を治療し、できるだけ運動機能を元に回復させることを目的とします。
また、痛みがあれば手足や身体を動かしにくくなります。痛みに対する治療を行うのも整形外科の主要な仕事の
ひとつです。そして、筋肉の力が弱くなっている場合には力をつけるように運動の指導訓練（リハビリテーシヨン）
をするのも大切です。
しかし、手足の痛み・関節の痛み・肩こりや腰痛・神経痛などの場合、その原因がどこにあるかを確かめ診断を
することが最も大切なことです。「これは手術しなければならない」「これは手術をしなくてもよい」という判断
が大切なのです。時には、癌の転移による痛みもあるのです。したがって、しっかりした診断のもとに、治療を
することが、早く病気から開放される秘訣です。
また、骨折に対しては、ギプスや必要があれば手術で治療しますが、骨折が
治ったあとに、子供では折れた骨が曲がったままで成長しないように、大人
では早く仕事ができるように、老人では寝たきりにならないように、治療す
ることが大切です。
これらの病気の場合には、できるだけ早期に、整形外科を受診して、確実な
診断のもとに適切な治療を受けることをお勧めします。

骨粗しょう症は年齢とともに骨の量が減少し、骨の質も低下し骨折を起こしやすくなっている状態です。
骨粗しょう症は、自覚症状に乏しい病気です。
気がついた時には、症状がかなり進行していたということも少なくありません。
【骨粗しょう症かもしれない主な症状】
身長が縮んだ（ように感じる）
背中や腰が曲がった（ように感じる）
立ち上がる時や重い荷物を持つと背中や腰が痛む

関節リウマチは一般的に女性に多い病気と言われ、全国で70万人～100万人とも言われております。
発症には遺伝的要因であったり、喫煙や歯周病をおこす感染の関連などの環境要因も指摘されておりますが、明確な原因は分かっておりません。
関節リウマチは、指や膝、肘など全身のさまざまな関節に痛みやはれ、朝のこわばりなどの症状が起きるようになります。また、放っておくと細やかな作業や歩行がしづらくなるなど、身体の機能障害を起こしてしまい、日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。一度、関節が壊れてしまうと元に戻らなくなってしまいます。

～オサダ整形外科通所リハビリテーションは介護保険を利用して受けることができるサービス施設です。
（クリニックは医療保険で受ける診察・治療の施設です）～

当施設では、自立した生活を長く続けられるようにという考えから、デイサービスに見かけるような、食事や入浴のサービスを行っておらず、午前の部・午後の部と2回に分けた運動を中心としたプログラムを行っています。
座ったままで行う行動、立って行う転倒予防体操など、平行棒を用いての階段昇降、マシーンを用いての自転車漕ぎ運動、滑車を用いての肩凝り予防体操など、足腰の筋肉を鍛える運動や、バランス能力を向上させる運動などです。加えて、要介護の方には、理学療法士による個別でのリハビリも行っています。
1つの運動は15分～20分程度で、運動終了後には血圧測定や、問診等を行い休憩を取り入れていますので、安全面に留意しながらプログラムを進めています。
これまであまり運動する機会もなく、運動すること自体に不安を抱く方もおられると思いますが、決して無理はせずに、しんどい時にはしっかり休憩しながら個人に合わせた運動をしていますので、ご利用頂いている皆様には楽しみながら取り組んでいただいています。
自立した生活を送るためには運動をし、足腰を鍛え、自分の足で立ち上がり、しっかり歩くことが必要不可欠です。筋肉を鍛えるのに年齢は関係ありません。何歳になっても刺激を与えれば筋肉は鍛えることが可能です。
ご一緒に、長生き健康生活に取り組みましょう。

（通所リハビリテーション利用者の方には送迎サービスがございます。 ）