器と食の「調和美」　～魯山人のこころ～

食と芸術の巨人「北大路魯山人」。
彼は、その類い稀なる感性と独特の創造性により、幅広い分野において、非凡な才能を発揮させました。
「吉兆庵美術館」は、その魯山人が手がけた食器に、源 吉兆庵の和菓子を装うことで、「和菓子の素材感や季節感を、より多くの皆様に感じていただきたい」という思いから歩み始めた美術館です。
魯山人のこころに寄り添い、食材の個性を際立たせてくれる陶磁器を中心に、魯産人の作品を蒐集して参りました。
季節の便りを伝えるパンフレットでは、四季折々の趣向を凝らし、魯山人の器に和菓子を盛り付けてご紹介いたしております。
加えて、当美術館は、多くの皆様ににほんの文化と芸術を広め、地域後見・社会公園の場となることを目的としています。
そのため、「北大路魯山人」の作品を中心に、「備前焼」、「真葛焼」、「徳川家伝来後来所人形」など日本文化を伝える美術工芸品を所蔵しております。さらに、年に数回の企画展を開催し、四季折々の風情を映す、日本の食文化と工芸美術を継承しています。
食と芸術が調和した、豊かな造形世界をゆっくりとご堪能いただければ幸いです。

吉兆庵美術館 館長

「鎌倉・吉兆庵美術館」は、宗家 源 吉兆庵が「和菓子の器として蒐集した作品を皆様に広くご覧いただきたい」という願いのもと、平成13年に開館いたしました。
当館は、鎌倉ゆかりの美食家であり陶芸家でもある「北大路魯山人」の作品を約30点、常設展示しています。料理を装う「食器」をはじめ、書画・漆工芸作品など、多岐にわたって才能を開花させた魯山人が精魂込めた作品の数々をご覧ください。 その他、鎌倉の美しい四季の移ろいに合わせ、年4回の企画展も常時開催しております。

●(1階 展示室)
「展示室」の他に、和菓子や北大路魯山人オリジナルグッズの「販売コーナー」、「ご休憩コーナー」を設けています。
●(2階 展示室(常設展示))
「北大路魯山人」作品の常設展示フロアです。その他、一部で企画展示を展開しています。また、奥の茶室を季節の趣向でしつらえ、作品を展示するとともに、器と空間の調和による、四季折々の風情をお伝えいたします。
●(3階 展示室(企画展示))
ここでは、年４回の企画展を開催いたします。陶磁器をはじめ、人形や和ランプ、文人の墨蹟など、企画展の内容ごとに趣向を凝らした展示と空間で皆様をお迎えいたします。

★入館料
　[大人]　600円
　[小・中学生]　300円(税込)
　　※企画展・常設展ともにご覧いただけます。
　　※[団体(20名以上)]　480円
　　※[高齢者(65歳以上)]　480円
　　　　　　　　　　　　　(身分証明書を提示していただく場合がございます)
※駐車場がございません。公共交通機関にてご来館ください。