今日の社会や幼児をとりまく地域環境は、余りにも多くの問題をかかえています。そのもっとも大きなものは、自然の破壊により、なくてはならないはずの子ども達の遊び場の消失であります。
　幼児期の豊富な経験(遊び)により自主・自立の態度が芽生え、友達との遊び方を覚え、ものを観る力や表現の仕方も身につけていきます。この遊びは生活そのものであり、伸びる力を創造する最も良い時期でもあります。また幼児は社会性・人間性を遊びの中から身につけて行きます。本園ではその遊びを通じて幼児の成長、発達に必要なものを選び、方向づけを行います。
　次に重要なことは、家庭ではできない幼児の社会性の育成です。集団の中での教育は幼児になくてはならないもので、お友達とのかかわりの中で、集団的な生活を通じて互いに助け合い、刺激しあいともに育ち、思いやりや善悪の判断、物事のけじめ、そして考える力、想像力といった好ましい性格を形成させることにより、社会への適応を身につけていくものです。本園をとりまく四季の自然環境の中で、一貫した総合教育を学んでいただき、豊かな経験・体験を広めることにより、幼児に大切な“感動する心”“表現力”“愛情”“いたわりの心情”を育み、幼児期での楽しい思い出を創ることこそ、それが成瀬幼稚園の願いです。

理事長　近藤 哲朗
園　長　矢作 淳子

★総合教育
幼稚園は特出した技能・技術を植えつけさせる時期ではありません。大切なことは、人格の形成の基盤作りではないでしょうか。本園では保育(教育)を通して園児ひとりひとりに公平に集団生活のなかで多くの経験をしてもらい、体力・情緒・知能の発達のお手伝いをしています。

★教育理念
＊知識と情操と体力の調和による、健康で明るい線の太い子どもらしい子どもの成長をめざしたい。
＊集団生活の中で個性を伸ばし、想像力を豊かにし、情操教育の中で真に人間味の深さを培いたい。
＊人を信じ、正しい理解、態度の中で、力を合わせて社会生活が営める、こんな子どもに成長してゆく幼児教育の殿堂でありたい。

★教育内容
＊幼児ひとりひとりを充分理解し個人差に応じて指導する。
＊時代に即した教育手法を各領域に取り入れ指導する。
＊自然環境を充分活用し、自然社会の事象について興味・関心を持たせ思考力を発達させる。
＊家庭と連絡を密にし、家庭教育と相まって教育の総合効果を達成する。
＊健康性特別指導として
　・年間を通じて本園有資格者による健全な体力形成。
　・常時年間カリキュラムの水泳指導により、水に対する適応力を養い、
　　併せて体力の充実に資す。

★年間行事
(教育)
　＊入園式、始業式、クラス懇談会、家庭訪問
　＊交通安全教室　＊保護者参観日　＊終業式、一輪車講習会
　＊卒園式、終了式
(おもいでづくり)
　＊春の遠足　＊お泊り会(年長組)　＊夕涼み
　＊秋の遠足　＊運動会
　＊絵画展　＊バザー(母の会の協賛行事)
　＊ドッジボール大会(年長組)
　＊おゆうぎ会　＊お別れ遠足(年長組)
(季節のおもいで)
　＊七夕かざり　＊すいかわり　＊ふれあいお招き会
　＊おもちつき、クリスマス会、大掃除　＊豆まき

★コース別課外授業
保育(授業)終了後、各種特別コースの活動をしています。
　＊絵画教室　＊クラシック・バレエ教室　＊リトミック教室
　＊英会話教室　＊体操クラブ　＊サッカークラブ　＊親子スイミング(1～3歳)

♪ホームクラス(あずかり保育)＃
仕事と持っている、あるいはこれから持ちたいと思っている保護者の皆様
また諸事情の中で降園時間が早くてお困りの方のために保育時間終了後、延長して幼稚園教育を受けながらご家庭に代わって保育する制度です。

♪WA！WA！！WA！！！(無料体験保育室)＃
「お友達と話して、和み仲良く輪になろう」
「これからWa！Wa！！Wa！！！のあそびに行こう」と、気軽な気持ちでご参加いただければありがたいです。
※年6回開催(予定)
　本園の無料体験保育室を始めて16年が経ちました。保護者の皆様にはお友だち作りの場として、お子様には集団生活での体験や経験の場になるよう元気なスタッフがみなさんをお待ちしています。平成26年度はクラスを持っている先生も担当します。

♪サンリット・ルーム＃
サンリットとは日の照らす部屋の意味です・・・
保護者の皆様より未就児に対し、事前の体験と経験を身につけさせ、集団生活や仲間づくりが自然にできる場が欲しいとの要請と文部科学省の子育て支援が相まって併設いたしました。

♪ワニワニ(輪に輪に)くらぶ
少子化が進み、兄弟が少なくなり、縦割りによる子供達のかかわりが失われつつある現在に、公立学校の実践している「ふれあい」のための土曜日の休みを活用するため本園では自由登園の『ワニワニ(輪に輪に)くらぶ』(オープンクラス形式)を開設しました。

♪とっとこクラブ(無料・自由参加)＃
お子様とお母様のinfant room(幼児のための部屋)
はいはいから、つかまり立ちを卒業し、うれしそうに、とことこ、とっとこ歩く姿をイメージして、「とっとこクラブ」とい名前になりました。