「身体的・精神的障害がある為に、常に介護を必要としているが、自宅での生活が非常に難しい方（要介護１～５の認定を受けた方）」にご入所していただく施設です。

　茂原市の北部に位置し、豊かな自然と田畑に囲まれた当園は、『明るく家庭的な雰囲気の中で生活していただく』をモットーに、創設２０年の歴史と経験を活かして、ご入所者それぞれの特徴・個性に基づいたきめ細やかな介護を行っています。

　それにより、ご入所者の皆様はもとより、ご家族様にも安心していただけているのではないかと私たちは感じているのです。これからも、創設以来の理念である『笑顔と語らいの場』を目指してまいりますので、お気軽にご相談・ご見学にいらしてください。

【定員と設備】

定員：５０名

設備：　◆居室…４人部屋

　　　　 ◆談話室

　　　 　◆食堂

　　　 　◆浴室…一般浴槽・中間浴・特浴

　　　 　◆医務室・静養室

　　　　 ◆機能訓練室

【サービスの内容】

　●居室・食事・入浴等の提供

　●食事・排泄・入浴等生活全般に関する介護

　●個別機能訓練・口腔機能訓練（口腔ケア）・生活相談等

　●各種イベント（夏：夏祭り、冬：餅つき大会、外出・外食等）


　ご入所に関することはもちろん、その他ご相談・お申込み・ご見学は随時行っておりますので、ご連絡をお待ちしております。

平成25年を振り返ってみますと、日本経済状況は緩やかではありますが、明るい兆しが見えてまいりました。また、2020年の東京オリンピック開催決定や富士山の世界遺産登録など喜ばしい話題もありました。しかし、平成26年は消費税率の引上げなど不安材料もあり、引き続き不透明で予断を許さぬ年になるかと思います。
さて、介護業界を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。
昨年12月に「介護保険制度の見直しに関する意見（社会保障審議会介護保険部会）」が取りまとめられ、平成26年の通常国会において制度改正法案の提出と可決が見込まれており、平成27年4月から制度改正がなされる予定です。
これは、地域包括ケアシステムの構築と介護保険制度の持続可能性の確保の2点を基本的な考え方とするものですが、例えば「特別養護老人ホームへの入居者を（原則）要介護３以上に限定すること、通所介護の事業内容の類型化をしてそれに応じて介護報酬にメリハリをつけること、予防給付のうち通所介護他を地域支援事業（市町村事業）へ移行すること、居宅介護支援事業者の指定権限を市町村へ移譲すること」をはじめとする実恵園の事業運営そのものに直結する問題や、「一定以上所得者の自己負担割合を２割（現在は1割）にすること、居住費・食費の軽減制度である補足給付制度の適用を受ける要件を見直す（資産等を新たに勘案する）こと」など利用者様のご負担に関する問題を含んだ制度改正です。
なお、それに先立ち今年4月実施予定の消費税率の引上げに関わる介護報酬等の改定も見込まれております。
今年は、これまでどおり利用者本位の介護サービスの提供や地域に根差した施設であり続けるために一層の努力をしていくことに加え、介護保険制度の改正に備えた万全な準備に取り組んで参りたいと思います。
施設ご利用者様の方々とご家族様、地域の皆様方、ボランティアの皆様方等をはじめ各位のご指導ご鞭撻を得ながら、迅速かつ的確に職員一同邁進していく所存でありますので、どうか本年も宜しくお願い申し上げます。

社会福祉法人　豊裕会
特別養護老人ホーム　実恵園
施設長　穐葉直樹