矢崎病院は昭和５４年９月に、矢崎院長（現理事長）が、まだ緑が多く、
のどかな綾瀬市に医院として開設いたしました。 開設当初より消化器外科の医院として、数多くの手術を手がけ、相当な手術が出来る施設として評価されるとともに、一般医家、かかりつけ医として、綾瀬市をはじめ、藤沢市、横浜市泉区、大和市、座間市などの広い地域の医療を担当させていただいて参りました。
　この間、一貫して、地域医療に重点を置き、当院として何が出来るかと、模索し、歩んで参りました。
　具体的には、昭和62年7月に、医院（19床）から病院（44床）への発展は、手術や入院のニーズに応えるために、また、平成10年の介護老健施設メイプルの併設は高齢者の適切な介護のために、更にはアルコール依存症のための断酒会の定例会開催などです。

　さて、最近特に、患者様の医療に対する意識の変化が、医療内容の高度化、医療情報の豊富さに伴い、著しいかと思います。
実際、医療技術は日進月歩で進んでいて、ある特殊な施設で、特殊な技術がどんどん進んでいくことがしばしばあります。
　それが、正しい情報として伝わらず、都合の良い部分のみがクローズアップされ、過大な期待をいだかせることになります。昨今の医療事故の背景には、このような医療を行なう側と、医療を受ける側の意識と、誤解があるものと思います。

　そもそも、今現在行なわれている医療の技術や、薬を含めた治療の技術は、長い時間をかけ、様々な人の努力と試行錯誤のすえに、また、尊い犠牲のうえに、やっと獲得できたものなのです。一朝一夕に出来たものではありません。
　患者も医師もこのような考えに立たなければ、現在の医療不信は永遠に解決しないと思います。しかし、ここにひとつの救いがあります。
　それは、古くて新しいことばで、＜医療は、患者と医師の信頼関係の上にのみ成り立つ＞であります。
　言うは易く、行なうは難しですが、これを追究して行くことが最良の解決策かと思います。


　しかるに、医師にも癖があります、患者にも癖があります。
　お互いの相性もあります。人間である以上この部分を無視しては相互理解は出来ません。
　しかし、互いに尊敬の心を持って、じっくり臨めば、必ずや信頼関係がうまれ、医療はうまくいくと、私は信じて実践しています。


　矢崎病院のこれからの役割は、１）胃腸科の手術を行なう専門性を持った急性期医療と、２）係りつけ医として一般内科的な治療、専門医療機関への紹介、内視鏡等の検査、３）高齢者への介護の架け橋、などになるかと思います。
　これらの特殊性を活かし、追究し、地域の中核病院として信頼されるように、ますます努力をしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

矢崎病院　院長
三神　俊史

◆当院は消化器外科が主体となった病院ですが、その他に感冒や肺炎などの通常の一般診療も行っております。
またその他外科一般、肛門科診療の他に糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、骨粗しょう症などの生活習慣病に関しての治療、定期的なフォローも行っております。
また一般診療の他に綾瀬市定期健康診断、肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ予防接種、子宮頸癌ワクチン、人間ドックに関しても随時受け付けております。
禁煙外来についても随時受け付けております。お気軽にご相談ください。

以上のような通常の消化器内、外科、外科一般、肛門科、一般診療に関しては、
インターネットで掲示しているどの外来でも診察できます。

◆当院では自家発電装置を設置しています。
災害時の為に、最新の自家発電装置を設置しており、停電時でも一部の医療機械を除き、ほぼ通常診療が行えます。また、UPS装置（非常バッテリー）を併用しておりますので、検査中に停電が起こっても電気が一時的に遮断されることなく通常通りの検査が行えます。

◆この他に・・・
1.通常診療の他に人間ドックのご相談、禁煙相談、にんにく注射、プラセンタ注射なども随時行っております。

2.当院は老人介護施設であるメイプルと提携しておりますため、各種老人医療、胃ろう造設、交換などの処置に関しても当院での入院を含めて施行しております。
施設入所の順番待ちに関しても、待機入院も行っておりますのでお気軽にご相談ください。

【検査施設紹介】
一般レントゲン撮影、バリウムによる上部、下部消化管造影検査

CT検査

腹部超音波、カラードップラー
上部内視鏡（大腸カメラ）、大腸ポリープ切除も施行しております。
各種健康診断 ： 一般的なものなら当日受付も可能。
内容により要予約。
人間ドック ： 外来ドック　30,000円～50,000円（税別）※要予約