平素は、皆さまより岐阜商工信用組合に対しまして格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。おかげさまをもちまして、平成25年9月には、創立60年を迎えることが出来ました。これもひとえに皆さまからのあたたかいご支援のおかげであり、役職員一同、心より感謝申しあげます。
　さて、昨年度のわが国経済は、いわゆるアベノミクス効果により、個人消費や公共投資などの内需が回復傾向になり、政府では景気は緩やかに回復しつつあるとしています。しかしながら、地方経済にはその効果が十分に及んでいないのが実情であります。
　このような経済環境の中で、昨年度は3ヵ年経営計画の最終年度として組合全体の営業力・組織力・経営力の強化に取り組んでまいりました。
　その結果、業績につきましては、資金量は前年比約57億円強増加し、貸出金は約54億円強増加しました。また、損益につきましても、当期純利益467百万円となり、4期連続の増収・増益を計上することとなりました。今後も、安定的な利益が計上できるように努力してまいります。
　さて、信用組合を取り巻く環境は、なお予断を許さない状況でありますが、今年度から新3ヵ年経営計画『全力投球』がスタートします。これまで以上に積極的な営業展開を図る一方、経費節減を含む経営合理化を一段と進め、安定経営を可能とする収益性の確保及び財務の健全性の確立に向けて役職員一同最善を尽くしてまいる所存であります。
　お客様に十分ご満足いただけるサービスの提供を心がけ、地域社会に貢献するしょうしんを目指してまりますので、今後とも皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

岐阜商工信用組合
理事長　中居和男