人生の大イベントの一つである新しい命の誕生に立ち会わせていただき、お手伝いできることを幸せに思います。

皆様が健康な妊娠生活を過ごし、安心・安全で満足感のある出産を終え、楽しく育児ができますよう、皆様に寄り添って看護させていただきます。

また、これから妊娠を考えている皆様一人ひとりとの出会いを大切に、同じ女性として少しでも力になれるよう、精一杯お手伝いいたします。

看護師長　磯 朋子

■妊娠中
妊娠中はホルモンバランスの大きな変化によって肉体的にも精神的にも非常に不安定になります。特に「つわり」は精神的なものがかなり影響しますので、やさしい言葉がけや掃除、洗濯など家事の協力は大きな支えになります。

また、夫婦で胎内ビデオや母子健康手帳を見たり、育児雑誌を参考にすることも「お父さん」として大切なことです。ときには恋人気分で外で食事をしたり映画を観たり、赤ちゃんグッズを一緒に選ぶのも楽しいですね。

■産後
出産という大仕事を成し遂げた後は、もとに戻るまで時間が必要です。

出産後の疲れや慣れない育児、睡眠不足などのストレスが重なり、感情が不安定になるのが「マタニティブルー」と言われるものです。ご主人の愛情でやさしくいたわってあげて下さい。育児は、母親だけが負担を負うものではありません。仕事が忙しく赤ちゃんと接する時間が少なくても自宅に帰ったら一日の様子を聞いたり、時にはお母さんが一人で外出する機会をつくるなど、リフレッシュできる環境を与えてあげることも必要です。赤ちゃんに付きっきりになってしまう時もありますが、やきもちを妬かずに子育てを楽しんで下さい。

■立会い分娩について
当院では夫立会い分娩を行っています。
陣痛に苦しむ時、手を握ったり腰をさすったり、いたわりや励ましの言葉は何よりの支えになります。そして、出産に対する痛みや恐怖心が少なくなり、安心して分娩に臨めます。

さらに、赤ちゃん誕生の感動を共有でき、夫婦の絆が深まります。
出産とは、人生何度も経験できることではありません。
不安な時にそばに居てくれたことへの感謝の気持ちはきっと忘れないことでしょう。

当院では自然分娩を基本として、出産後すぐに、そのまま赤ちゃんを抱っこしてもらうなど (カンガルーケア)、早期より母子の絆を深めるとともに「完全母子同室」にて母乳哺育を推奨しています。

また、高度不妊治療にも力を入れており、妊娠・出産へサポートしております。