【創価教育の理想と原点】
（創価教育の理想）
　教育の使命は一人ひろちの生命に内在する可能性の開拓作業です。
　それは次代を構築する作業とも言えます。“人間”を一切の原点、目的とする「創価教育」は“生命の絶対的尊厳”の次元から、人生と社会に価値を創造する自立した“人間”の育成を目指してきました。
　牧口常三郎先生、戸田城聖先生に始まる教育構想は、今日、幼稚園から大学に至る一貫教育として具体化されています。その実現に尽力されてきたのが創立者 池田大作先生です。
人間性触発の学園で学んだ創価同窓の友の輪が、人類平和への“黄金の連鎖”をなって希望の潮流を高めていくことこそ、「創価教育」の願いなのです。
（「希望」の章に学ぶ、学園の原点）
「教育は、わが生涯の最後の事業である。人類の未来のために、人間教育の大河をひらくのだ！」
小説「新・人間革命」の「希望」の章は、創立者の厳たる決意から始まっています。
1972年(昭和47年)11月、建設現場を視察された創立者は第一次として採用が決まった教職員と握手を交わし、こう語られました。
「私は、この創価女子学園の建設に、命をかけています。この学園に日本の、いや人類の未来の大きな運命がかかっていると確信しているからです。」と。
崩れざる平和建設の鍵は、生命の尊厳を守ろうとする深き平和主義をもつ女性の活躍にこそあります。そしてその21世紀の女性リーダーの育成をめざし、1973年、万葉の緑輝くここ交野の地に、人類の「希望の学舎」は開校しました。
第一回入学式で創立者は「他人の不幸の上二字分の幸福を築くことはしない」との平和教育の根本となるべき信条とともに、「伝統」「平和」「躾」「教養」「青春」という創価の女性教育の永遠の指針を示して下さいました。
依頼、創立者のご帰校は女子高時代だけでも66回を教えます。
小説「新・人間革命」の「希望」の章に綴られる創立者と学園生の生命のドラマの数々。それは決して過去のことではありません。今学園に学んでいる私たちへの激励であり教育そのものです。まさに関西校は永遠に「創立者手作りの学園」なのです。