たゆまぬ努力と果敢なチャレンジで
“Global Excellent Manufanturing Company”への飛躍を

住友理工は、1929年の創業以来培ってきた「高分子材料技術」を基盤に、時代の方向性や市場ニーズを的確につかみながら、自動車用品から一般産業用品、新事業部門へと事業領域を着実に広げ、高付加価値の製品を世に送り出してきました。
日々目まぐるしく変化する現代にあって、経営体質の強化と事業の多角化は急務です。当社は「自動車」はもとより、「ICT（情報通信）」「インフラ」「住環境」「医療・介護・健康」「資源・環境・エネルギー」の計6分野を成長市場と位置づけ、新市場・新領域への進出を加速しています。

そのさらなる原動力とするため、2014年10月1日には、長く親しまれた「東海ゴム工業株式会社」から現在の「住友理工株式会社」へと社名を変更、世界に通用するブランド力構築に向けて大きな転換を図りました。
信頼の厚い世界ブランド「住友」と、高分子材料技術に代表される理化学・工学の「理工」。その根底には、住友グループで長年にわたって受け継がれてきた信用と信頼、そして時勢を見抜く判断力を重んじる「住友事業精神」と、モノづくりの精神や事業運営の基本である「S（安全）・E（環境）・C（コンプライアンス）」を謳った「住友理工グループ経営理念」が流れています。
“Global Excellent Manufacturing Company”への飛躍、その先の持続的な成長を目指して。私たちはグループ一丸となって、たゆまぬ努力と果敢なチャレンジを続けてまいります。
皆様におかれましては、当社の企業活動についての一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

取締役会長 兼 CEO 西村義明
　　　　　社長 兼 COO 松井 徹

創業以来培ってきたコア技術『高分子配合技術』をベースに、先進的な製品づくりを行っている住友理工。
当社は常に新しい価値を創造し続け、社会の「安心・安全・快適」に貢献しています。

■自動車分野
コア技術『高分子配合技術』をベースに、さまざまな評価技術と独自のシミュレーション技術、さらに最先端の設備技術と高度な生産技術によって、高機能で高品質な自動車用防振ゴム、自動車用ホース、ウレタン製の内装品、製遮音品を開発・生産しています。

■産業資材分野
建設機械に用いられる高圧ホースや、コンクリート搬送などに用いられる布巻ホースなど、多様な製品を開発・販売しています。ホースと金具を一貫生産し、独自の嵌合（かんごう）・締結技術により、高い耐久性と安全性を実現しています。

■建築・住環境分野
建物の壁面に設置される制震装置（ダンパー）が地震による住宅やビルの揺れを低減し、損傷を防ぎます。また、遮断熱効果のある高機能窓用フィルムを開発し、住まいの省エネ対策にも貢献。住環境における安心・安全・快適を提供しています。

■IT関連分野
革新的な配合設計技術、異種材料の複合化技術、高精度加工技術により、高度な製品ニーズにお応えします。美しい画像を印刷するために重要となるプリンタ内部の部品「帯電ロール」や「クリーニングブレード」などを開発・生産しています。

■インフラ分野
鉄道車両の台車に取り付けられている防振ゴムや、橋梁の支承部分である免震ゴム支承にも、当社の高分子配合技術が活かされています。また、街づくりやモノづくりに欠かせない産業機械の振動対策には、当社の防振技術が役立てられています。

■研究開発分野
創業以来培ってきた高分子配合技術を基盤に、新規事業への参入に向けた新しい技術と製品の開発を行っています。当社が世界で初めて開発した電気を通すゴム製の柔軟触覚センサ（SRセンサ）や、電気を通すと変形するゴム製のSRアクチュエーターなど、時代に先駆けた製品づくりに取り組んでいます。


安心の品質保証システム
国際品質マネジメントシステム規格であるISO9001及びISO/TS16949をベースに 開発から量産に至る全てのプロセスで一貫した品質管理体制を構築し、高い信頼性を実現しております。
[ 認定取得状況 ]
・一般産業用品部門
(IT関連分野、産業資材・その他分野)　：　1999年　ISO9001：2000認証取得
・自動車用品部門　全生産拠点　：　2005年　ISO/TS16949：2002認証取得
・海外生産拠点 ：2005～2007年　ISO/TS16949：2002又はISO9001：2000認証取得