未来の価値を創造するものづくり企業として変革と挑戦。
私たちを取り巻く環境はいま大きな変化のときを迎えています。
日本のものづくりの力が試されているといってもよいでしょう。
この大変革の時代において、日本特殊陶業は創業以来培った「良品主義」、「総員参加」という考え方を基本に、グローバルな時代にふさわしい「新しいものづくり」企業をめざして経営基盤の強化に取り組みます。
まず当社の強みをさらに強くして、圧倒的な品質の良さと圧倒的なサービスでお客様のニーズにお応えしてまいります。さらに、環境・エネルギー、EV関連の製品開発をすすめ、持続可能な社会の発展に貢献します。真のグローバル企業として成長を確かなものとするためには、国際的なビジネス体制の構築が急務です。市場の変化に対応し、競争力を高めるため、世界最適調達・世界最適生産を加速します。さらにより迅速な意思決定を実現するための組織改革をすすめ、次世代の人材育成にも注力してまいります。日本特殊陶業がめざすのは、ナンバーワンであり、かつオンリーワンのものづくりです。未来の価値を創造し、社会と共に生きる企業として、私たちは変革と挑戦を続けます。
代表取締役社長　尾堂真一

交通、情報、さまざまな分野の製品へ・・・・・・・・・・。
社会の要請に応えながら拡がる事業領域。

当社は、モータリゼーションをはじめ、21世紀社会の核となる情報・通信分野で常に先端をみつめて走り続けています。
そして近年では、セラミックスを核とした技術の応用によって来るべき超高齢化社会への対応に向けた医療分野、さらには環境分野などについても意欲的な取り組みを行っています。

【自動車関連事業】
伝統と先進の調和した製品群がモータリゼーションのよりよい発展をもたらします。
モータリゼーションを取り巻く環境は、自動車の利便性・快適性・機能性だけでなく、資源保護や環境保全を含めた多面的な開発姿勢が強く求められています。
こうした要望に応じて、当社ではスパークプラグをはじめ、酸素センサ、ノックセンサなどの幅広い自動車部品を開発してきました。
今後も地球環境に対応し、豊富な経験と技術力を活かしたより高度な製品の研究開発に全力を投入していきます。
【テクニカルセラミックス関連事業】
エレクトロニクスから各種産業分野まで。時代のニーズに応える多彩な製品で、セラミックスの可能性を広げていきます。
小型化・高密度化・高速化という3つをテーマに、急速な進化を遂げる各種半導体関連製品。
当社は、その多種多様なニーズに応える総合パッケージメーカーとして、豊富なラインナップを揃えており、新製品、新素材への積極的なチャレンジで、高度情報社会の発展に大きく貢献しています。
また、新たな素材との出会い、応用技術とアイディアの創出による、ニューセラミックの用途は無限の広がりを見せようとしています。
高精度・高能率加工を可能にする切削工具をはじめ、各種産業用セラミック製品は、通信機器や産業機器、IT関連機器、電力関連設備から鉄道車両、生活関連へと活躍の場を拡げています。