「誰も手をつけていない」から、我らがやる・・・創業の精神は、今も健在です。
わが社の創業は1955年。「誰も手をつけていない物質を研究したい・・・何の制約もなしに」との創業者の思いから始まりました。
当時ジルコニウムといえば非常に高価なもので、金属ジルコニウムが原子炉に使用されているくらいでした。使い道がなく、需要がないため手がける企業もありません。しかし、「物質」としては面白いものでした。
以来わが社の歩みは、ジルコニウム化合物の特性解明とその応用開発の歴史そのものでした。当初は、撥水効果があることからダンボールの表面処理剤に使われ、その後、塗料・製紙・窯業・光学材料・電子材料・酸素センサー・ファインセラミックスなど多くの産業分野で使用されるようになりました。 特に、耐熱性とイオン伝導性を応用した排ガス浄化用触媒は環境面から世界の自動車産業になくてはならない物質となっています。
そして、原子力エネルギーで産声を上げたジルコニウムは、創業から50年後の今、燃料電池として再びエネルギー革命の主役になろうとしています。
わが社は、ジルコニウム化合物の世界トップメーカーとして、生産面では「全工程自社一貫生産システム」をさらにブラッシュアップし、質・量・コストの改善を行い、あらゆるニーズに応えられるよう技術力を高めてまいります。
　第一稀元素化学工業株式会社　代表取締役社長　井上 剛

●酸化ジルコニウム・・・ZrO2・TiO2・PbOの固溶体は優れた圧電効果を示します。
　　　　　　　　　　　　屈折率の高いガラスを形成するので光学用ガラスの原料として
　　　　　　　　　　　　使われています。
●電融安定化賛歌ジルコニウム・・・約2700℃の高融点を有し、耐食性に優れています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　溶融金属への濡れ性が低いという特製を持っています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　安定化ZrO2は不活性で、熱による体積変化もなく
　　　　　　　　　　　　　　　　　耐火物や特殊磁器に広く使われます。
●複合酸化物・・・部分安定化ZrO2は高強度・高靭性セラミックスとして使われています。
●ジルコニウム化合物・・・ジルコニウムは最大配置数が8と高く、架橋性に富むため、
　　　　　　　　　　　　　官能基に作用し、様々な特製を向上させます。
　　　　　　　　　　　　　耐候性・耐熱性に優れた化合物を形成します。
●セシウム化合物及びセシウムフラックス・ワイヤーリング
　　・・・セシウム(Ca)は周期表I族に属し、原子番号55、原子量132.9、地殻中の
　　　　　存在量は第42番目(クラーク数7×10-4)で、陽性の最も著しい元素です。
●希土類化合物・・・希土類元素は多くの興味深い性質を持つ元素群です。
　　　　　　　　　　特にセリウムは強酸化性・耐候性などで優れた性質を持っています。
●イジウム化合物
●珪酸ジルコニウム・・・科学的、物理的に安定で、かつ安価で耐火材、ブレーキ材
　　　　　　　　　　　　などに使われています。
●各種ゾル製品