漢方薬の約90％以上は天然の植物です。
私たちの体に様々に働きかけ自然治癒力の手助けをします。
長期服用して体力を高め諸症状を改善するものや、急性病の風邪、咳などにすぐ効果がでるものもあります。
漢方薬の処方は漢方理論に基づき病状・病勢・体力・体質にもとづいて漢方薬を決定します 。

　現代医学では、外科手術、細菌、ウィルスを抑える抗ウィルス薬、抗菌剤、化学療法剤など素晴らしい医学、医薬品がありますが、一般的には、時間が経過し薬剤が体外に出てしまうと、薬効が薄れます。
　
　身体の中の気・血・水の滞っているところの流れを良くし、漢方では身体のもつ治す力を助けることを意識しています。
　慢性病、生活習慣病、婦人病などは服薬してみてよいと感じたら、三カ月以上続けて身体を良い状態に近づけてください。
　急性病の風邪、咳、めまい、蕁麻疹、胃痛、便秘、下痢、吐き気などでは、服用後すぐに効果が出るものもあります。
　漢方薬の処方は漢方理論に基づき、病状・病勢・体力・体質に基づいて薬方を決定します。

●薬草
薬用として使われる植物の総称です。ヨーロッパに伝わるハーブも薬草。

●生薬（しょうやく）　
天然に産する、薬草・動物・昆虫・鉱物を薬として簡単な加工をしたもの。

●民間薬　
伝承と経験から用いられてきた薬で世界各国にあります。
身近に入手でき自らの判断で使用できるなど安易ですが、正しい知識が必要です。

（薬草・漢方薬の煎じ方）
土瓶またはアルマイトのやかんに水５００～６００cc(約３合）を取り
乾燥した薬草の１日量を入れ弱火で約半量まで煮詰める。
カスは捨て、煎じた汁を３回に分け食間(空腹時）に温めて服用します。（原則として１日分を作ること）

※薬味酒・外用・浴剤に用いる場合は、薬剤師にご相談ください。