ギャラリーオッコノムロ
ギャラリーおっこの室
電動タイプライターを足で使って描いたアート 渡辺良子のタイプアートの世界
文化・ミュージアム
- 展示・イベント
- 美術館
- エリア
- 茨城県筑西市
- 最寄り駅
-
JR水戸線 下館駅 北口から徒歩8分
関東鉄道常総線 下館駅 から徒歩8分
真岡鐡道真岡線 下館駅 から徒歩8分
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はじめまして こんにちは
はじめまして こんにちは。私は渡辺良子と申します。
生まれて間もなくの高熱で脳性小児マヒになり、手足が思うように動かず言葉も話せません。足だけは自由に動かせますので、学問も家庭で学びました。文字ボードを使って会話は出来ます。
19才の時、今は亡き眼科医だった父に、電動式タイプライターを買ってもらいました。最初のうちは手紙を書く程度でしたが、10年後には日記も書きはじめました。
そんな時、このタイプライターで絵が描ける事を教えられ、たまたま時間に余裕のあった時、ふと頭に浮かんだ「チューリップ」を描いてみたら自分でも予想しなかった絵が描けました。
それからは試行錯誤の連続で、誰にも教わる事なく、自分でよりよい描画方法を見つけながら書いてきました。「タイプアート」の描画方法の事は、別のコーナーにのせましたので見て下さい。
こうして、少しづつ描きためた絵 が、みんなに知られるようになると、今度は作品を展覧会に出品するよう勧められて、言われるままに出品したところ、思い掛けなくいろいろな賞をいただけました。賞を頂いた作品も含めて「作品コーナー」をご覧下さい。
作品が100点を越えたのを機会に、94年には画集も出せました。そして97年には、作品をいつでも見ていただけるように、父の診察室だった建物を改築して「ギャラリー」もオープンする事ができました。
ギャラリーの名前の「おっこの室」というのは、亡くなった父が私を「おっこ」とよんで可愛がってくれたからです。ギャラリーを作る時、迷わず「おっこの室(へや)」と決めました。
今回、もっとたくさんの方に私の絵を見ていただきたくてこのホームページを作る事にしました。
どうぞごゆっくりご覧になって、ご感想をおよせ下さい。そして、できればギャラリーに遊びにおいで下さい。お待ちしております。
生まれて間もなくの高熱で脳性小児マヒになり、手足が思うように動かず言葉も話せません。足だけは自由に動かせますので、学問も家庭で学びました。文字ボードを使って会話は出来ます。
19才の時、今は亡き眼科医だった父に、電動式タイプライターを買ってもらいました。最初のうちは手紙を書く程度でしたが、10年後には日記も書きはじめました。
そんな時、このタイプライターで絵が描ける事を教えられ、たまたま時間に余裕のあった時、ふと頭に浮かんだ「チューリップ」を描いてみたら自分でも予想しなかった絵が描けました。
それからは試行錯誤の連続で、誰にも教わる事なく、自分でよりよい描画方法を見つけながら書いてきました。「タイプアート」の描画方法の事は、別のコーナーにのせましたので見て下さい。
こうして、少しづつ描きためた絵 が、みんなに知られるようになると、今度は作品を展覧会に出品するよう勧められて、言われるままに出品したところ、思い掛けなくいろいろな賞をいただけました。賞を頂いた作品も含めて「作品コーナー」をご覧下さい。
作品が100点を越えたのを機会に、94年には画集も出せました。そして97年には、作品をいつでも見ていただけるように、父の診察室だった建物を改築して「ギャラリー」もオープンする事ができました。
ギャラリーの名前の「おっこの室」というのは、亡くなった父が私を「おっこ」とよんで可愛がってくれたからです。ギャラリーを作る時、迷わず「おっこの室(へや)」と決めました。
今回、もっとたくさんの方に私の絵を見ていただきたくてこのホームページを作る事にしました。
どうぞごゆっくりご覧になって、ご感想をおよせ下さい。そして、できればギャラリーに遊びにおいで下さい。お待ちしております。
タイプアート
タイプアートというのは、タイプライターで描いた絵のことをいっています。
私のタイプライターの中に「◎」があり、それだけ使って描けばきれいな絵になるだろうと考えたのは私の発見ですが、「◎」を何度重ねても「◎」の中は埋める事ができず、濃くなりません。
私の使っているのは平仮名のタイプライターなので、「の」を重ねると、きっときれいで濃い色が出せると思い、試してみると思い通りの効果が現れました。この他にも曲線は半コマ進め打ちをするなどいろんなテクニックを発見しながら描いています。
タイプライターの色を出すのはインクリボンで、赤、黒、青、緑、黄色、茶色、オレンジ、紺の8色で、使っていると薄くなるのでバックにしたり、赤はピンクとして使ったり、金色などインクリボンのない色は何色かを重ね打ちして出しています。
絵に濃淡をつけるためには何度も同じ箇所に重ねて打ちますが、最高20回ぐらい重ねた事もあります。下に拡大図を載せました。「◎」と「の」がおわかりいただけるでしょうか。
タイプライターに入る紙の大きさは30センチ前後ですが、実際に打てる幅は28センチ前後しかありません。ですから大きな絵を描こうとすると、紙をつながなくてはなりません。
紙をつなぐ仕事はいつも一緒にいる姉の仕事ですが、一段一個でも間違えればつなぐ事ができないため、数えながら描くのですが、それがまたたいへんなのです。
「◎」の大きさは3ミリと決まっていますから、細かいところを微妙に書き込もうとするとするほど大きくなってしまいます。
長崎の「パレスハウステンポス」はハウステンボスで一番大きな建物ですが、これを描いた時は、横幅225センチで18枚の紙をつなぐことになり、自分でも驚いた大作になりました。
私のモットーは、描き始めたら途中でやめない事で、やめたら「女がすたる」と思い頑張ってしまいます。以前1日に18時間描いたことがあります。
朝の7時に起きて描きはじめ、夜中と言うより明け方の4時半まで描き続けたのです。いつも姉が時間を記録していてくれるのですが、ご飯の時間と午後のおやつの時間は記録しておき、終わってから正味の時間を計算しています。
一番困るのは機械の故障です。タイプライターのメーカーのオリベッティの小池恒雄さんは今は、退職されましたが、電話をするとすぐ来て下さり必ず直してくれます。小池さんは私の大切な人の一人です。
私のタイプライターの中に「◎」があり、それだけ使って描けばきれいな絵になるだろうと考えたのは私の発見ですが、「◎」を何度重ねても「◎」の中は埋める事ができず、濃くなりません。
私の使っているのは平仮名のタイプライターなので、「の」を重ねると、きっときれいで濃い色が出せると思い、試してみると思い通りの効果が現れました。この他にも曲線は半コマ進め打ちをするなどいろんなテクニックを発見しながら描いています。
タイプライターの色を出すのはインクリボンで、赤、黒、青、緑、黄色、茶色、オレンジ、紺の8色で、使っていると薄くなるのでバックにしたり、赤はピンクとして使ったり、金色などインクリボンのない色は何色かを重ね打ちして出しています。
絵に濃淡をつけるためには何度も同じ箇所に重ねて打ちますが、最高20回ぐらい重ねた事もあります。下に拡大図を載せました。「◎」と「の」がおわかりいただけるでしょうか。
タイプライターに入る紙の大きさは30センチ前後ですが、実際に打てる幅は28センチ前後しかありません。ですから大きな絵を描こうとすると、紙をつながなくてはなりません。
紙をつなぐ仕事はいつも一緒にいる姉の仕事ですが、一段一個でも間違えればつなぐ事ができないため、数えながら描くのですが、それがまたたいへんなのです。
「◎」の大きさは3ミリと決まっていますから、細かいところを微妙に書き込もうとするとするほど大きくなってしまいます。
長崎の「パレスハウステンポス」はハウステンボスで一番大きな建物ですが、これを描いた時は、横幅225センチで18枚の紙をつなぐことになり、自分でも驚いた大作になりました。
私のモットーは、描き始めたら途中でやめない事で、やめたら「女がすたる」と思い頑張ってしまいます。以前1日に18時間描いたことがあります。
朝の7時に起きて描きはじめ、夜中と言うより明け方の4時半まで描き続けたのです。いつも姉が時間を記録していてくれるのですが、ご飯の時間と午後のおやつの時間は記録しておき、終わってから正味の時間を計算しています。
一番困るのは機械の故障です。タイプライターのメーカーのオリベッティの小池恒雄さんは今は、退職されましたが、電話をするとすぐ来て下さり必ず直してくれます。小池さんは私の大切な人の一人です。
ギャラリーおっこの室の基本情報
スポット名 | ギャラリーおっこの室 |
---|---|
TEL | 0296-22-5500 |
住所 |
〒308-0021 茨城県筑西市甲20 |
営業日 |
|
HP | http://www.intio.or.jp/okko/ |