当院は脳卒中を中心に、頭部外傷、脳腫瘍、神経内科疾患の治療を行っております。
対象人口は長野県上田市を中心として約20万人です。

40歳以上の方で、特に生活習慣病（糖尿病・高血圧・脂質異常症等）をお持ちの 方は、脳卒中（脳梗塞・脳出血・くも膜下出血）の危険があるといわれています。 脳動脈硬化症、頸部内頸動脈閉塞や気付かないうちの※無症候性脳梗塞を 発見できます。 くも膜下出血は、脳動脈瘤の破裂によっておきることが多く、脳動脈瘤は血族発生しやすいといわれています。 くも膜下出血の原因となる、脳動脈瘤を事前に発見できます。

『最近、物忘れが気になる』『認知症が心配だ』そんな人が増えています。
そのような声にお答えして、当院では物忘れ外来を開設することになりました。

認知症の確定診断までの流れ
・物忘れ外来では最低3回の受診が必要です。一回目は病歴を問診します。物忘れのために病歴が答えられないと診察できません。病歴を説明できる方が同伴しましょう。その後、採血、神経心理学的検査を行った後に、医師の診察があります。
・二回目は画像診断や一回目に認知症が疑われる所見があるときに、更に詳細な記憶のテストを実施します。
・三回目は医師が全ての結果を総合して説明します。治療の必要な場合はその点についてもお話しします。
・当院はMRIを中心とした画像診断、詳細な神経心理学的検査にもとづいて認知症の早期の診断を目的としています。すでに認知症の診断がついて現在治療中の方は、担当の先生とご相談の上、経過などを記載した紹介状をご持参ください。
認知症確定後の治療について
治療については手術などで完治する場合を除いて、長期にわたる薬物治療、リハビリ、介護などが必要です。また、もっとも多いアルツハイマー型認知症の場合、現在の薬物治療は少しでも進行を遅くすることが目的ですので、できるだけ早期の発見、治療開始が求められています。なお、重症例や他の疾患が発見された場合専門医に紹介します。また、結果も含めてかかりつけ医にご紹介する場合もあります。