賃貸物件を探す場合、現在ではホームページや不動産屋に出向いて探すケースが大半です。
様々な物件を選ぶことが出来、なおかつスタッフからアドバイスを聞くこともできる…そう考えると悪いものではないように見えます。
しかし、不動産屋も商売人です。お客様に良い物件ばかりを売ろうとしているとは限りません。
不動産屋がおすすめする物件は大抵のケースでオーナーから広告料が支払われています。
つまり、本当に住みやすいかどうかは別として賃貸契約を優先的に結びたい物件でもあるのです。
なので、流されやすい人は不動産屋に行くのは控えた方が良いのかも知れません。
進められるままに物件を選び、あとで後悔しても後の祭りです。
それよりも住みたい場所に直接足を運んだり、ネットの賃貸情報サイトでお問い合わせを行いましょう。複数の業者と取引したり、目当ての物件がないかも知れません。
しかし歩いてみると相場以下の物件も数多く、そして複数の業者と取引を行うことで色んな業者の話を聞くこともできます。
逆に不動産屋に向いているのは「自分の意思をぶれずに伝えられる人」。
色んな物件をおすすめられても自分の希望に添わない物件にはNOと言える胆力が必要なのです。

ネット上に賃貸物件を掲載する企業も増え、スマートフォンで物件を探す人も多くなりました。しかし、実際に物件を見て購入したあとに「失敗した！」と思われるケースが多いのも事実です。
入居してから後悔しても遅いです。このページでは「不動産選びを失敗しないためにも」と題して、項目に分けて賃貸物件選びで欠かせないポイントを確認していきましょう。

・バスの停留所は思わぬポイント！引っ越し先と駅からの距離を確認しよう
サイトなどに書かれている「駅から徒歩○○分」と書かれている表記。これは徒歩1分当たり80mと決まっています。
この表記は宅建業法で決められたものですが、距離だけでしか判断されていないと言う問題点もあります。したがって、信号や交差点、通行止めなどで最短ルートが使えない（あるいは混雑する）場合でも、駅から自宅までの距離で明示されるのです。
分かりやすく言えば「徒歩5分と書かれていても、5分で着かない物件もある」という話です。
また、駅のどこを出発点にするかは不動産屋によって異なります。
例えば、最寄りの改札から5分と計算することもできれば、駅の出口から5分と取ることもできます。
実はこの基準の違いが大きな落とし穴になります。改札をくぐっても帰宅ラッシュに巻き込まれてなかなか帰れなかったり、急な階段があったりと距離で測ることのできないトラブルもを抱えるケースも・・・。
このようなトラブルを防ぐためには、ジョルダンやNAVITIMEといったルート検索マップを活用しましょう。このアプリには実際にかかる時間や階段、混雑状況などの条件から割り出し、より正確な移動時間を割り出すことができます。使って見て損はありませんよ！

・バス○○分も要注意！
移動の際にもう一つ「バス」という選択肢もあります。バスの駅は電車よりも多く、利用する方も多い乗り物です。
ところがここにも落とし穴があります。「バス○○分」と書かれている場合、あくまで最寄りのバス停から自宅近くのバス停での計測が多く、待ち時間やバス停から自宅までの距離が考えられていないのです。
また、バス停によっては屋根がなかったり、待つ人数が多かったりなど立地も大きく異なります。
バス停によっては各方面に行くために複数のバス停を用意している場所もあります。あなたが良く向かうであろうバス停から、自宅までどの程度かかるかを徒歩とバスの時間。そして待ち時間を含めた上で考えましょう。
渋滞の有無はカーユーザーなら必ず営業マンに聞きましょう。
バスも良いですが、車に乗っているのだればやはり自宅の駐車場から会社までの距離も測ってみたいものです。ここでも渋滞がネックになってきます。
特に朝の通勤ラッシュ時に混雑している場合、予定よりも早く会社に赴かなければ遅刻してしまうでしょう。なので、営業マンの方に「この道路は渋滞するか」どうかを訪ねるようにしましょう。その一言だけでもしっかり応えてくれます。
ちなみに、バス路線の中には「バス専用レーン」を設けている自治体もあります。
このレーンではバス以外の通行は禁止されていますので、バスによる渋滞を回避する意味でも重要です。
「自宅の近くにバス停があるか」「付近でよく渋滞を起こしていないか」。
この２つはしっかり営業マンに聞いておくと良いでしょう。