平成5年から医師となり、整形外科専門医として神戸・大阪の病院での勤務を経て、このたび鳳駅前の新開発エリアに整形外科中心のクリニックを開設いたしました。
関節疾患、骨折等が専門ですが、脊椎、リウマチ、スポーツ外傷、リハビリテーションも広く手掛けてまいりました。大学病院の研修時代は、整形外科のみならず、麻酔科においても、重症患者のICU（集中治療室）管理も勉強させていただきました。
近年、整形外科分野では、ロコモーティブシンドローム(運動器不安定症)といった概念が重要視され、こうした概念は、メタボリックシンドロームとともに、成人の慢性疾患と切っても切れない関係にあります。
例えば、高脂血症、糖尿病、高血圧、慢性肝炎、高尿酸血症などの疾患は、急には自覚症状が悪化しないものの、内服薬を長期間続ける必要があります。
近隣のクリニックや病院との連携をしながら、そうした疾患の内服治療も整形外科的治療と同時に行います。
院長 陣内 ひとし

交通事故や、労働災害などで、症状が長引く場合があります。整形外科専門の病院に行っても、手術の対象となるわけでなければ、あまり親身な治療を期待できないところも多いかもしれません。当院では、効果的な治療法があれば、患者様の症状が軽減するように、物理療法などの保存療法にトライしていきます。

■骨折治療
骨折治療を大別すると、メスなどを使って骨を直接操作して治す、観血的治療(いわゆる手術)と、ギプス固定とかその他の方法を使って治す、非観血的治療があります。
当クリニックでは、救急病院での長年の治療経験から、そのどちらで治すべきかを判断し、患者様に説明を行います。判断が微妙な場合は、患者様本人のご希望を優先すべきときも多いです。どうしても手術が必要な場合は、基本的には、入院設備がある病院に紹介を致します。
いずれの治療法でも、治療の初めの段階又は途中からリハビリテーションが必要となります。治療の最初から最後まで、責任をもって取り組んでいますので、骨折が疑われる場合も安心して受診してください。

■膝、腰、肩などの慢性疼痛
各種ブロック注射や関節注射を施行しております。また、新しい内服、外用薬を使った慢性疼痛治療にも積極的に取り組んでおります。これらの中には、整形外科的治療というよりも、麻酔科的治療(ペインクリニック)と言えるものも含まれます。痛みでお悩みの方は、是非ご相談ください。

■リウマチ治療
リウマチについての内服、注射、リハビリテーション加療などを行うことができます。もちろん、定期的な検査も必須です。ご相談ください。

■プラセンタ（ヒト胎盤抽出薬品）注射療法
プラセンタ療法は、もともとは、慢性肝炎、肝硬変などの患者様への肝機能改善剤ですが、膝、腰、肩などの疼痛性疾患に対する鎮痛効果や、皮膚保湿効果、更年期障害に対する効果などが認められるとの論文報告があり、注目されています。今のところ、慢性肝炎、４５歳～５９歳の女性で更年期による体調不良がある方などの治療以外では、自費治療となっておりますが、当クリニックでもご要望が多いため、始めています。
自費での注射を１アンプルにつき、1000円(税込)で行っています。注射前に、簡単な問診、診察が必要なことと、定期的な診察や検査が必要になる場合がありますので、その点はご了承ください。詳しくは、受付でお問い合わせください。

■ビタミン注射療法
ビタミン療法は、疲労回復などには効果絶大ですが、はっきりした病名がなければ自費治療となることが多い治療法です。
ビタミンB1誘導体製剤の注射は、独特のにおいがあることより、にんにく注射と呼ばれ、滋養強壮薬として話題となっています。その他、マルチビタミン注射、点滴なども行います。詳しくは、当クリニック受付でお問い合わせください。