― 地域から地域へ信頼の絆作り ― それが山田病院の一貫したポリシーです。

山田病院は、平成19年3月に寺田地区へ新築移転してまいりました。
ベッド数は120床の病院で、一般・地域包括ケア・療養・回復期リハビリテーション病棟を備え、急性期病院の後方病院としての機能と、在宅医療に力を注いでいます。

当院の特徴として、上記病棟全てに在宅復帰機能を有し、全病棟365日リハビリテーションを提供しています。365日リハビリテーションについては、土日祝日においても平日と変わらない人員体制の構築と単位数の提供がされており、不足感のない充実した入院リハビリテーションが毎日行われています。退院後、介護保険を利用し、継続してリハビリを行うことができる通所機能（ホスピタルデイ、Ｇ☆スター等）も有しています。

また隣接する老人保健施設等入所者の医療提供の場として、更に地域の急性期病院で治療後の家庭復帰を目的としたリハビリテーション施設として機能しています。地域の医療機関さまから紹介入院を受けた場合、当院でのリハビリ・加療後については、必ず紹介元医療機関さまへ受診いただいています。

退院後、在宅での生活を希望される方の場合、必要とあらば入院時の主治医がそのまま個人宅まで往診にお伺いし、入院から退院後の生活まで、住み慣れた地域で、安心して生活できる、切れ目のないサービスを提供しています。

（1）入院前の連携
急性期病院から転院のご紹介があった際、紙面にて患者様の情報を頂きます。
紙面のみでも情報は把握できるのですが、急性期病院にて直接『顔を合わせて』お話を伺うことを大切にしています。相談員だけでなく、看護師、リハビリスタッフも可能な限り同席し、詳細な情報を把握することで、転院後のスムーズな支援を心がけています。

（2）退院後の支援
病院退院後も安心して生活することが出来るよう、入院当初から退院後の生活を見据えた看護・リハビリアプローチを行っています。当院は法人内に様々な介護保険事業所があるというメリットを生かし、法人内サービスを利用することが決定した際には病院と介護保険事業所のスタッフが直接『顔を合わせた』情報交換を行っています。
また、退院直後の不安を少しでも減らすことが出来るよう、病院で受け持っていた看護師が、退院後にご自宅へ訪問する場合もあります。さらに入院中に想定した生活が実際に送られているかという情報を頂くなど、退院後も積極的に情報交換できる仕組みを作っています。

◎患者様・ご家族様にとって、転院や退院は不安が多いことと思います。その不安が少しでも軽減されるよう、病院同士や様々なサービスの『連携』を深めていきたいと考えています。