循環器の専門性を生かした上で、一般内科にとどまらず全科にわたり、当院で可能な疾患は当院で、他院を受診された方がよい場合は速やかに紹介するような医療の提供を行っていきたいと考えています。

院長 大西 和彦

■専門用語を使わない、わかりやすい説明を心懸けています。
いくら医学的に正しい説明をしても、その内容を患者さんが理解できなければ意味がありません。
10の内容をわかりやすい言葉で噛み砕いて伝えることにより、伝えられる内容が7まで減ったとします。
それでも、その7の内容を全て理解していただけるなら、そのほうが良いと考えています。
また短期的な治療で終了する病気と、長期的に気長につきあう必要のある病気などをできるだけ区別して説明しています。病気の経過において患者さんがどのような状態の所にいるかを説明するように心がけています。

■一般的な内科全般の診療、循環器について専門的な医療提供。当院での診療と他院への紹介。最適な方法を提案しています。
「診療をすること」と「診療ができること」は異なります。「当院でできること」と「当院でなく他院で診療を受けられた方がよいこと」を区別する方が結局患者さんのためになります。
内科の病気においても、私のできること以上の更なる専門性が必要な状態の方は、速やかに適切な医療機関へ紹介するようにしています。
専門の循環器については、入院が必要な状態になるまではしっかりと診させていただいています。入院が必要な際は紹介先の医師の専門性や患者さんとの相性等を考えて、紹介先を選んでいます。

■スタッフとともに自己研修に努めています。
「薬や検査」ではなく、「私および当院のスタッフによる医療」というソフトを提供したいと考えています。
これは形式的なマニュアル通りの笑顔や応答ではなく、専門の知識に基づいた上で、患者さんの状態にあわせて対応することを目標としています。そのため自己研修には努力しています。
学会や研究会等も参加してはいますが、内容が研究的であったり宣伝的な意味合いが強い場合もあるので、臨床医向けの各種セミナーを重視して遠方でも参加するようにしています。
また臨床医向けの書籍の購読も重視しています。さらに臨床医療に関する信頼の置けるホームページやメーリングリスト等にはできる限り目を通すようにしています。
診療において疑問点がある場合は、患者さん個人が特定できないようにした上で、他の医師の意見を直接またはメーリングリスト等で聞くようにしています。
スタッフの技量向上として、事務職員を含む全職員参加の救急蘇生勉強会や、不整脈勉強会などを院内で開催しています。