「欲しい家が見つかったけれど、どういう手続きが必要なの？」
安い買い物ではありませんから、疑問に思ったり不安になるのは当然です。
物件や不動産会社により順序が変わることもありますが、だいたいこのような流れになります。

■申込用紙記入
欲しい住宅が見つかったら購入の申し込みを行います。申込みする際に10万円程度の申込証拠金が必要な物件もあります（ちなみに私は申込証拠金が必要な物件は今まで扱ったことがありませんが…）。もちろん契約に至らなかった場合には返却されます。

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■住宅ローン事前審査の申し込み
現金で購入する方は必要ありませんが、大体の方がローンの申し込みをすると思います。金融機関に対して住宅ローンの融資を受けられるかどうか契約前に仮に審査するものなので、仮審査とも呼ばれます。本人確認書類や健康保険証、源泉徴収票などのコピーが必要です。自分がいくらまでローンを借りられるのか知ってから家を探したい場合は、申込用紙記入を提出する前に事前審査を行いますのでご相談ください。

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■物件状態や契約条件の最終確認
契約を交わす前に物件の最終確認を行います。重要事項説明書にある「物件状況等報告書」と「付帯設備表」を見ながら、その通りになっているか、施工不良がないかなど、細かいところまでチェックします。ここでしっかりチェックしないと、後で対応を求めることは基本的にはできないので気を付けてください。施工不良箇所の修繕がある場合は工事終了後に再度最終チェックを行います。

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■売買契約
事前審査が通ったら売買契約を交わします。契約を交わしてしまうと後戻りできない場合もあるので、分からないことは何でも聞いてください。そして納得できたら署名・捺印してください。契約には手付金が必要です。現金で用意するか振り込みかを選ぶことができます。

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■住宅ローン申し込み
ローンを組む方はここで金融機関に住宅ローンを正式に申し込みます。このことを本審査といいます。住民票、印鑑証明、残高が確認できる預金口座通帳など、事前審査と違い必要な書類が多いです。書類に不備があったり必要な物を全て提出しないと仕切り直しになってしまうので、しっかり準備しないといけません。

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■住宅ローン契約
本審査が通ったら住宅ローンの契約を交わします。正式には金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約といいます。詳細な借り入れ条件を決定します。

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■残金決済・物件の引き渡し
契約時に残金決済の期日が決められるので、住宅ローンの借入金と自己資金の残額がある場合はその金額を指定された口座に振り込むのが一般的です。この時に所有権移転登記、抵当権設定登記、諸費用や清算金の支払い、鍵の引き渡しを同時に行います。これで取引は完了です

オープンハウスにお越しいただいたお客様にもよく聞かれるのですが、「木造と鉄筋ではどちらが良いのか」についてです。

私は「木造」をオススメします。だって木造の方が優しい感じがして良くないですか？やはり温もりは大事ですよ。
冒頭ですでに勝敗が決まってしまいましたが、仮にも不動産屋の私がこんなに適当に決めてしまってはいけません！もう少しメリットやデメリットについて説明していきます。

■木造住宅
温もり、癒し、リフレッシュ。木造のメリットといえばこれですよ！さっきから同じようなことばかり書いていて、まるで私が温もりを求めているみたいですが…（否定はしませんけど）。
木は良い香りがしませんか？その香りは樹木が微生物から自身を守るために出している「フィトンチッド」という天然物質なのです。フィトンチッドには気持ちを落ち着かせる以外にも、防虫、抗菌、消臭など様々な効果があります。天然成分なので体に良いですよ。

健康面以外にも、コストが安く自由度が高いところも木造のメリットです。将来は二世帯住宅にしたり、お子様が独立して部屋を減らそうとした場合にも、木造だとリフォームしやすいです。リフォームしやすいということは工事費用を抑えることができるということです。どんなに良い家でも住み続ければリフォームが必要なので、やはり木造をオススメします。

耐震性や耐久性で心配される方もいらっしゃいますが、適切な処理を施した材料で良く考えられた構造ならば心配いりません。手入れをしっかり行えば十分長持ちすることができます。断熱性や吸湿性も優れているので、夏は涼しく冬は暖かいです。光熱費の節約にもなります。

良いことばかりな木造住宅ですが、使用する材料や職人の技術がよくなければメリットは成り立ちません。建築会社はたくさんありますよね。残念なことに、雑な工事を行う会社や経験の浅い職人ばかりの会社があるのは事実です。信頼できる工務店や建築会社を探してください。・・・と言いますか、私にお任せください！(笑)

■鉄筋コンクリート住宅
私は木造住宅が好きですが、もちろん鉄筋コンクリート住宅が悪いわけではありません。
フィトンチッドのような健康面での効果はありませんが、木造同様に耐震性、耐久性、耐熱性など、いずれも心配いりません。耐火性、遮音性なら鉄筋の方が良いです。

建物重量が重くなるので強固な地盤でなければいけないことと、結露が発生しやすいので24時間換気システムを使用するなど換気に気を付けなければいけないことがデメリットでしょうか。それとやはり、木造と比べると金額が高くなってしまうことですね。

■結果
今回の勝負、勝者は皆さんお察しのとおり・・・「木造住宅」です！！
と、個人的には言いたいところですが、気に入った方を購入した方が良いです。注文住宅ではなく建売の場合だと「木造」か「鉄筋」か以外にも考慮しなければいけないことがありますよね。例えば駅から近い方が良いとか、2階建より3階建の方が良いとか。色々な条件を考慮して理想に近い方を選んだ方が良いと思います。

でもやっぱり木造住宅がいいな～（しつこい！）