当社NiKKi Fron株式会社は、1896年に長野・善光寺のお膝元で麻問屋として創業しました。
その後、麻を材料としたパッキング材を上田蚕糸専門学校(現 信州大学繊維学部)との産学官連携により発明したことをきっかけに、1944年には商業から工業への転換を図り、現在の会社組織を設立致しました。
従いまして今年で創業120年を迎えます。現在は、半導体産業、自動車産業の両分野にフッ素樹脂や繊維強化プラスチックといった最先端の素材や加工部品、そして機械装置を提供するメーカーに成長させて頂き、活動拠点も本社長野以外に国内では東京に営業所、滋賀に工場、そして海外ではタイに工場を構え、グローバル競争に打ち克てる「開発型企業」を目指して日々取り組んでおります。
各方面の皆様方におかれましては、引き続きご指導・ご支援の程を宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長　春日 孝之

自動車から産業分野まで、多彩なシーンでNiKKi Fronは、くらしと産業を支え続けています。

■お届けするのは、卓越した価値と品質。
FRP（クラッチフェーシング）のリーディングメーカー、そしてフッ素樹脂のスペシャリスト。
当社は、わが国産業界の皆様が、いま最も必要とされる製品を速やかにお届けするために、独自の技術領域に特化した「ものづくりの成果」を発信していく技術開発型メーカーです。

創業者春日栄太郎の発明と創造の精神を受け継ぎ、求められる機能と性能を卓越した品質で実現し、お客様に高い価値を提供できる信頼の製品づくりに取り組んできました。

■3つのコアテクノロジー
【3つのコアテクノロジーを軸に限りない可能性を拓きます。】
会社設立の基点となった「絹麻パッキング」の技術を基盤として、当社は、『機能樹脂製品製造』『摩擦材製造』『精密機械組立』という3つの技術領域を育んできました。
パッキング用素材の製造をルーツとする機能樹脂製品の分野では、いま最も注目を集める四フッ化エチレン樹脂（PTFE）を主軸として、フッ素樹脂応用製品の社内一貫生産体制を有する専門メーカーとして、半導体製造分野を始め高度な産業ニーズにお応えする製品づくりを行っています。

また、当社の織布技術から発展したFRP製造の分野では、国内の全自動車メーカーに採用いただいているクラッチフェーシングを始め、高信頼製品群が生み出されています。
そして精密機械組立の分野では、プラスチック射出成形機の組立製造拠点として高い評価をいただいています。3つのコアテクノロジーを新たな基盤として、さらなる技術領域へ、可能性を追求しています。