― 情緒を感じる幻想的な世界。誌的な空想の入口になれれば ―

当宿は総面積3万坪弱の敷地内に開門してから二十四年間一日も絶やすことなく薪を焚き続けたかやぶき屋根の母屋を中心とし、宮大工作りによる宿泊棟、自家高濃度炭酸源泉かけ流しの温泉、御食事処など全30棟の施設を全長300メートルの渡り廊下で結び構成されております。
お料理は自家菜園で収穫する地産地消にこだわった野菜やエノハ料理。
この「作る必要のない温泉地の情緒」をもつ長湯温泉で、非日常の空間「癒し」をぜひ体感しにお越し下さいませ。

― 泡の湧く神秘的な湯、長湯温泉、100％源泉掛け流し ―

長湯温泉は、「炭酸ガス」が多いという事はもちろん、「高温」であることが、全国的にも貴重な温泉だということで、知られています。
当館は、全国の温泉旅館のほとんどが導入している「循環ろ過装置」を使用しない、本物の源泉かけ流しにこだわった結果、源泉湧出量相応の小さめの湯舟にいたしました。
是非、この自然の恵み、大地の贈り物である「本物の温泉」を、心ゆくまで存分に体感してください。

― エノハ・手作り燻製など個性あふれる料理でおもてなし ―
エノハや豊後牛をはじめとする旬の地物、その季節にしか味わえない山の幸、また自家農園直送の新鮮野菜やハーブ、平飼い卵など、地産地消、そして全て自家製にこだわり、翡翠の料理として提供させていただいております。

― 意匠を凝らした、七つの匠 ―
このくたみヶ丘「宿房 翡翠之庄」は、全て国内で産出された、特にそのほとんどは地元直入町で採られた木ばかりを使用しました。新建築・合板・外材・サッシ等は一切使用しておりません。（厨房棟は異なります。）
全ての材は、三重県出身の材木屋　甲斐英治氏の手によって丘に運ばれました。
同氏の木に対する想い、山に対する想いはとてつもなく大きいものでした。
七人の棟梁達の手によって、それらの木が加工され、磨かれ、組み上げられてできた建物は、それぞれの息吹を誇示するかのように整然とこのくたみの丘に建ち並んでいます。

「宿房　翡翠之庄」は、客室に限らず、大浴場、食事処などパブリック施設すべてが独立した建物になっております。それが渡り廊下（回廊）によって結ばれていますが、その客室棟もそれぞれ意匠の違うものとなっております。七人の棟梁達の息吹と、私共の想い入れと、お客さまの感性とがうまく融合することを心より願いながら、総面積3万坪のこのくたみヶ丘 宿房 翡翠之庄は開門いたしました。
一般客室から、ログハウス、内湯や露天風呂が付いた離れのお部屋など、それぞれの趣向の凝らした客室をご用意しております。