当院では「なおす」から「まもる」をコンセプトに、歯科医療を治療ではなく口腔内環境を改善、維持することと考えています。

口は食べること、話すこと、呼吸をすることであり、これを維持することが生活の質を高め、健康寿命を延ばすことへつながります。そのためにリスク評価を徹底的に行っていきます。

歯科医院の本来のあるべき場所は、むし歯ができた・痛くなった・グラグラする、などの悪くなった部位を外科的に修復して、欠損部位は人工の補綴物で補う場所ではなく、できるだけ悪くなる時期を遅らせるようにマネジメントしていく場所であり、現在歯科医療がその方向へ向かいつつあります。
修復するのではなく修復しないようにマネジメントすることは、常に正しい専門知識を検証し、最良のリスク管理ができる技術、環境を維持する必要があり、安心して患者が継続して来院できるようスタッフも含めた医院全体での知識の共有、環境づくりが欠かせません。そのためには医院内での教育に力を入れる必要があります。
患者様に良い医療を提供するためには、わかりやすい説明が大切で、正しい情報や知識を提供するもの、教える力、コミュニケーション能力が必要であり、当院では専門学校の教育マニュアルを取り入れています。

当院の診療はMTM（メディカルトリートメントモデル）を行っています
MTMとは、初期のリスク評価から、個々の患者様に合わせた予防プログラムの立案・最小侵襲治療などを行い、定期的なメインテナンスに至るまでの流れです。患者様が一生涯にわたり、ご自身の歯で豊かで健康な生活を送っていただくことを目的とする診療システムです。