私たち渡辺工業は1968年創立以来、パイプ加工専門メーカーとして培ってきた技術力を活かし、自動車の重要保安部品である、燃料系・エンジン系及び駆動系配管部品の塑性加工から溶接・組付けまでを手がけ、お客様の信頼と満足を頂けるよう取り組んでまいりました。
2014年に新工場を立ち上げ、更なるお客様のニーズにお応えできる生産体制を整えております。

私は5ゲン主義（現地・現物・現実・原理・原則）を大切にし、常にものづくりの現場に足を運び、最前線で奮闘する仲間達と共に更なる継続的改善に努めてまいります。また、ものづくり自体が刻々と変化する国内外の状況下で、変化に対応できる柔軟性が必要不可欠となる昨今、これには『人財』をいかに育てあげるかにかかっていると言っても過言ではありません。渡辺工業が目指す姿は『品位・品格ある人財』が支える、『高い技術力』『社会的貢献』『良い企業風土』によってつくり出されるパイプ加工製品を提供することで、お客様、仕入先様、地域社会の皆様の笑顔と安心をつなぐ、パイプライン役であり、良き企業市民であるべきと考えます。

今後とも、渡辺工業への更なるご指導、ご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 渡邊 直人

（1）試作から量産・品質検査までワンストップでモノづくり。
当社はパイプ加工専門メーカーとして蓄積してきた技術ノウハウを核とし、パイプ製品の開発・試作から量産まで幅広くお客さまのニーズにおこたえしております。開発・試作の受注・製作、金型・治具の設計・製作、NCベンダーによる三次元パイプ曲げ加工や特殊な極小Ｒ曲げ加工をはじめとする塑性加工、手ろう付け・自動ろう付け・無酸化ろう付けなどの各種溶接・組付けおよび検査まで一環とした生産を行っております。
素材も鉄・ステンレス・アルミ・真鍮など多種にわたり、かつ多品種少量の受注にもきめ細かく対応し、高精度・高品質・低価格をモットーに、お客様からご満足いただける製品づくりを目指し、更にパイプ加工の技術開発にも一層の努力を続け、より多くのお客様からの信頼にお応えしていきます。

（2）各自が「生産のプロ」を自負し、製品の品質特性をよく理解する。
外径4mm～50mmぐらいまでのパイプ単品加工から、アッセンブリ及び検査を行います。
これらのパイプは主に燃料を注入口からタンクへ導くフューエルインレットパイプや燃料をエンジンに送り出すパイプなどで、製品のほとんどは重要保安部品です。単品加工したものを火炎ろう付けしてサブアッセンブリする工程、無酸化炉による無酸化ろう付け溶接をしてアッセンブリまで行っている点に違いがありますが、どちらも「モレ」や不具合が発生すると車両火災や人身事故につながる恐れのある重要な部品です。各自が「生産のプロ」を自負し、製品の品質特性をよく理解したうえでお客様に満足いただける良質な製品を製造するよう、日夜努力しています。

（3）部署連携でもてる技術を最大限に活かす。
お客様との営業窓口業務を始め量産品をラインにて加工出来るまでを指示・管理を担当する「技術係｣、お客様より依頼の試作品を長年受け継いできた技術と経験を活かし加工する「試作係｣、製品を加工する為に必要な曲げ型・プレス型・溶接治具の設計から加工・製作、金型のメンテナンスを実施する職人気質の「工機係｣、生技係は、生産準備・生産設備の改善・改良を主に技術係からの工程計画を元に品質、生産性、安全性、環境に配慮した設備設計を心掛けお客様に満足してもらえる製品が生産できるラインを第一に考え取り組んでいます。
また作業環境にも配慮し、量産開始後はライン観察を行い作業者からの意見・要望も取り入れ品質向上、生産性アップ、安全性向上など改善活動を行っています。
技術部は 営業から試作品作り及び生産準備・ライン作りまでをカバーする総合商社的な部署でお客様の窓口となっています。

（4）徹底した品質管理で安心を提供。
社内及び仕入先の製品品質の管理や、製品検査などの業務を行なっています。
社内の製造工程内や仕入先からの入荷品での異常品発生時には品質確認をすると共に、得意先への異常品の流出を防止する事も同時に行なわなければなりません。その際の製品品質の確認や処置には正確な判断と迅速な行動が要求されます。とても大変ですが、やりがいのある仕事です。自分たちが渡辺工業の品質を守っているという気持ちで毎日頑張っています。

【 主に自動車用パイプ部品の加工 】
端末加工、曲げ加工、特殊加工、溶接、表面処理（注）、最終組付まで行います。

【 加工対象材質 】
鉄、ステンレス、鋼、真鍮等曲げ加工が出来るものすべて取り扱います。

【 パイプ径 】
φ4～φ70まで取り扱っています。
※メッキ、塗装等表面処理は協力会社で行います。

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◎お客様のご予算に応じたパイプ加工をご提案します。
＜フューエルインレットパイプ＞
フューエルインレットパイプは燃料を入れる給油口から燃料タンクまでをつなぐパイプです。この部分はガソリンなどが漏れたりすると火災などの人的災害につながる恐れがあるので重要保安部品に指定されています。

＜フューエルタンクパイプ部品＞
燃料タンクの周りには、フューエルインレットパイプとタンクをつなぐインレットロアまたタンクからエンジンへ送るパイプ・圧抜きパイプなどの部品が付いております。これらの部品も重要保安部品に指定されています。

＜エンジン系パイプ部品＞
オイルタンクからエンジンにエンジンオイルを送る為のオイルストレーナやオイルの量を測るオイルレベルゲージをはじめ、エアー吸気用パイプ、冷却用のウォーターパイプなどの部品があります。

＜駆動系パイプ部品＞
主にパワーステアリングのシリンダーパイプに繋ぐパイプ製品があります。

＜その他＞
排気系ではマフラーテールパイプ・ウォーターパイプ、内装部品ではサンバイザーフレームパイプなどの製品を加工しています。
また自動車部品以外では、熱交換部品・ガスパイプ・事務機器のフレームなどが有ります。