当社は「より美味しく健康に、より安心、安全、衛生的に」を企業目標とし、1967年の創業以来、日常食に特化して、日々の暮らしを豊かにすることを願って事業を継続してきました。いつの時代も変わらない創業精神を持ち、一方で社会進化に応じた進化を続けています。
人口減少や高齢化を背景に、国内の外食産業を取り巻く環境が大きく変わりつつある中、当社では経営の革新に向けて様々な施策を実行しています。

現在注力しているのは、食の安心・安全を第１に考えた取り組みです。
日本各地の農家との提携関係を強化しながら、食材の国産化という一大改革に挑戦しています。
また、1000店舗への拡大を目指し、首都圏への出店を強化する布石として、約80億円を投じて埼玉県東松山市に最新鋭の新工場を建設しました。新工場では、製造ラインの機械化による省人化を推進し、「生産性の向上」と「餃子の品質向上」を目指し、新たに「成型餃子システム」を導入しました。
これにより、今まで以上に安心・安全で美味しい餃子を皆様に提供できると考えています。
さらには新規販路の開拓及び販売チャネルの多様化を視野に入れ、近い将来、当社の看板商品であり、日本のソウルフードである餃子を「和食」として世界へ発信していく計画です。
ステークホルダーの皆様におかれましては、これからも当社の変化にご注目いただき、長期的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 渡邊 直人

◆◆その1 王将の魂”餃子”◆◆
文字通りの看板商品であり、王将の魂とも言える“餃子”。そのこだわりは他の追随を許しません。
主要食材（豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく、生姜、小麦粉）はすべて国産。
中でもにんにくは青森県産、小麦粉は北海道産と産地にまでこだわっています。
にんにくは越冬作物で、青森の気候に適した適地適産作物。雪の下で青森の厳しい寒さに耐えて甘さを蓄えた後、6月に収穫されます。
北海道産の小麦粉は、豊かな風味が最大の特徴。強力な粘りの北海道産の小麦粉を高品質な皮に仕上げる為には、高度な水分管理が必要不可欠です。

● 国産100％！
● 冷凍保存は一切なし！
● 自社工場から各店舗へ！

これらの安心・安全で新鮮な国産食材は、全て国内の自社工場で加工され、秘伝の調味料と製法で餃子の餡や皮へと形を変えます。
製造から店舗へ届けられるまで一切冷凍せず、工場から毎日店舗へ配送されるから、いつ食べても鮮度抜群。
王将特製の鉄板でパリっと焼き上げられた餃子を口に運べば、風味豊かなもちもちの皮と、ジューシーで味わい深い餡のハーモニーが広がります。
王将の餃子には、国産食材のうま味と秘伝の技がぎっしり詰まっているのです。

◆◆その2 手作り調理◆◆
焼き飯、ニラレバ、酢豚、回鍋肉…手作り調理で提供される中華料理の数々は、餃子とともに王将の大きな魅力です。
手作りにこだわるのは、心を込めた出来立てアツアツの料理を提供するとともに、「麻婆豆腐を辛くして欲しい」などのお客様のニーズへ柔軟に対応し、お客様にとってベストな料理を追求したいから。
そして、それを可能にするのが高い調理技術を持った数多くのスタッフたち。
スタッフの技術とオリジナリティが生み出す、各店舗オリジナルのメニューも王将の魅力のひとつとなっています。
様々なオリジナルメニューを求め、津々浦々の店舗を巡るお客様もいるとか。

◆◆その3 安心・安全の追求◆◆
飲食店として何よりも大事なのは、お客様に安心して食事をしていただくこと。そのために王将では、安心・安全を追求しています。
食材については、米、豚肉、鶏肉、野菜など、大半で国産のものを使用。
仕入先から産地報告書を入手し、トレーサビリティを重視した情報管理をしています。
更には豚肉や野菜を中心として、仕入先業者の供給工場や産地まで当社社員が赴いて衛生監査を実施するなど、当社が求める安全性や品質を取引先と共有・実現する体制を構築しています。
製造工場においては、原材料の目視検査はもちろん、エックス線装置などを用いた検査をおこなって異物混入を未然に防ぐとともに、微生物検査を実施するなど、徹底した品質管理に努めています。

◆◆その4 おもてなしの心◆◆
王将で働くスタッフは、お客様のために何ができるのかを常に考えています。
例えば冬の寒い日、行列ができて店外でお待ちいただいているお客様に、温かいお茶を振る舞うこともあります。
このような対応はマニュアルによるものではなく、全国各店舗の従業員一人ひとりの「おもてなしの心」によるものです。
お客様のために何ができるのかを常に考え行動するという、創業以来脈々と受け継がれてきた王将のDNAは、世代を超えてお客様満足を創造し続けます。