古くから海外へと開かれ、さまざまな異国の文化がいち早く渡来した長崎県平戸。
そんな平戸の地で文亀2年（1502年）年に創業した蔦屋は、江戸時代より平戸藩主・松浦家の御用菓子を務めてきた歴史ある御菓子司。
約150年前に松浦家が編纂した『百菓乃図』には、蔦屋の名物であるカスドースとともに当代・蔦屋善作の名が記され、現在も、藩祖・鎮信公が興した茶道「鎮信流」の茶請け菓子を提供しています。
数百年の時を超えて、蔦屋が正直に守り続ける伝統の味、平戸伝統の銘菓をぜひご賞味ください。

伝統の平戸銘菓として知られる「カスドース」や「牛蒡餅」をはじめ、蔦屋では種類も豊富な和菓子を取り揃えております。代々に渡り継承される製法を守り、職人の手技で一つひとつの菓子を丁寧に仕上げるのが蔦屋の流儀。
ご家庭での日々のおやつや、大切な方への“手みやげ”に。
歴史ロマンが薫る平戸の地で継承されてきた伝統と文化の味を、この機会にぜひご堪能ください。


　　カスドース ＜ポルトガル伝＞
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ポルトガルとの交流によって伝わった南蛮菓子のひとつで、日本では蔦屋が元祖となります。よく溶いた卵黄にくぐらせた専用のカステラを、熱した糖蜜に浮かべ、最後に砂糖をまぶして仕上げた当店を代表する平戸銘菓です。シャリシャリとした砂糖の食感と上品な甘さ、コク深く豊かな卵黄の風味をお楽しみください。


　　牛蒡餅 ＜平戸銘菓＞
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カスドースとともに「百菓之図」にも紹介された、蔦屋伝統の銘菓です。中国からの伝来と伝えられ、平戸では古くから、慶弔時や茶席での切り分け菓子として用いられてきました。上白糖を使った白い餅と、黒糖を使った餅の2種類をご用意。牛蒡餅の名は、その姿がゴボウに似ていることに由来します。


　　烏羽玉 ＜復元菓子＞
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江戸時代の貴重な史料である「百菓之図」でしか見られなかった幻の菓子を、松浦史料博物館のご協力のもと、蔦屋が現代に復活させた復元菓子です。黒ごま入りのこしあんを、餅米粉を使用した柔らかな求肥餅で包み、仕上げに和三盆をまぶしております。


　　桃の水大福 ＜季節限定＞
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蔦屋の桃の水大福は、平戸の夏の定番菓子。完熟前の桃を水づけにして白あんに包み、柔らかな餅で包んでいます。餅には冷やしても固くならない特別な粉を使用。ジューシーな桃の餡と、ふうわり漂う笹の香りが、平戸の夏を爽やかに彩ります。


　　かすていら
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平戸から長崎、そして全国へと伝わった南蛮菓子です。蔦屋では、卵をふんだんに使用し、一釜一釜、熟練した職人が精魂を込めて焼き上げております。昔ながらの伝統的なかすていらの他、上質な抹茶を使ったかすていらもご用意しております。


　　饅頭
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平戸の港から見える黒子島をイメージした愛らしい饅頭です。こしあんを黒糖を練り込んだ皮で包んだ「黒子」、こしあんを抹茶入りの皮で包んだ「英西」、つぶあんを薄めの皮で包んだ「薄皮」、こしあんを日本酒の風味を効かした皮で包んだ「酒」と、バラエティ豊かな4種類をご用意しております。


　　どら焼・半どら
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地元の方々にも大好評な蔦屋のどら焼き。北海道大納言を使用した粒あんを牛乳入りの皮で包んだ定番の「粒」、あんこを生クリームに変えた「生」、抹茶と生クリームを使った「抹茶」、いちごの食感が楽しめる「いちご」の4種類をご用意。食べやすいよう半分に切った「半どら」も、各種をご用意しております。


　　今平戸（こんぺいとう）
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ポルトガルから平戸に伝わった南蛮菓子のひとつであるこんぺいとうをアレンジ。平戸産のミネラル豊富な塩を使用し、甘みと塩味が響き合う新しいこんぺいとうを完成させました。暑い季節のミネラル補給にもぴったりな、蔦屋ならではの逸品です。


　　花かすてぃら
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西洋菓子と和菓子が融合した和洋折衷の菓子。かすていらの生地でこしあんを包み、桂皮末をほのかに香らせました。江戸時代の貴重な史料である「百菓之図」にも紹介されている他、当時のオランダ料理を紹介する史料にも広く登場するなど、平戸や長崎では古くから親しまれている代表的な南蛮菓子のひとつです。