昭和56年の病院創立以来、本法人が円滑に運営することができましたことは、患者、住民、並びに行政関係各位のご理解とご支援の賜物と感謝するものです。
病院は創立にあたり「健康を創り守る」「地域住民と共に歩む」を掲げ、「待機する」から｢行動する｣医療を着実にかつ勇気をもって前進することを目指しました。今日でいう「地域完結の保健･医療･介護･福祉」であります。
現在、国を挙げて「地域包括ケア社会の実現」が叫ばれております。
その具現化に向けて本法人が今できること、為すべきことを検討した結果、本日、ここに皆さんにご披露いたしますマザーホーム戸室の設置、運営であり、本施設の機能と、利用者さん、医療・介護関係の皆さん、地域の皆さんとの連携を進めることで、三思会モデル、南毛利モデルとも言えるような地域包括ケア体制が見えてくるものと期待しております。

この施設は、サービス付き高齢者向け住宅「マザーホーム戸室」、厚木・愛甲地区で初めての設置となる「看護小規模多機能型居宅介護事業所 いわしぐも」、「訪問看護ステーション もみじ」及び「指定訪問介護事業所 風のみち」（平成29年7月31日廃止）の移設、本法人が初めて取り組みます障がい福祉サービスである「多機能型事業所 にじいろ」を併設いたします。
これにより医療依存度の高い方や身体介護・生活援助が必要な方への自分らしい生活の継続が可能になると考えます。

また、1階には地域交流スペースを設置いたしましたので、地域の皆さんやボランティアの皆さんとの交流によって、住み慣れた地域でその人らしい生活を継続し、生活の幅を広げることができるものと考えています。
本法人の理念である「社会に貢献する」、「信頼される」、「誇りと責任を持てる」法人の具現化とともに地域包括ケア社会の実現の一助となり、地域の皆さんに愛され、活用される施設となりますよう、職員一同努力いたしますので、よろしくお願いいたします。


　会長（前理事長）　中 佳一
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《 3・4階 》 サービス付き高齢者向け住宅 マザーホーム戸室
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マザーホーム戸室は、60歳以上の方にご利用いただける住居型のサービス付き高齢者向け住宅です。
同じ建物内に看護小規模多機能型居宅介護事業「いわしぐも」、訪問看護ステーション「もみじ」が併設されているため、必要に応じてサービスを受けることができ、また、現在ご利用なさっている訪問・通所などのサービスをそのままご利用いただくこともできます。
日中は担当者が常駐して状況把握（安否確認）や生活相談などのサービスにあたりますので安心して生活できます。
建物内の共有施設としてラウンジや地域交流スペースもご活用いただけます。
ご利用者の自由な気持ちを尊重し、地域とともに歩む生活を提供します。


《 2階 》 訪問看護ステーション もみじ
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訪問看護によって住み慣れた家や地域で、自分らしい生活を人生の最後まで続けることが出来るように支援させていただきます。24時間対応体制によって、医療依存度が軽度な方から重症な方、看取りまでを含めた対応が可能です。
また、同じ建物内にある多機能型事業所にじいろや、看護小規模多機能型居宅介護いわしぐもと連携を図りながらきめ細かい対応ができます。
小児・精神・難病・ターミナルと幅広い疾患や年齢層への対応や、摂食嚥下に関する専門的な指導、看護を提供していきます。今後においては、機能強化型ステーションを目指しています。


《 1階 》 看護小規模多機能型居宅介護事業 いわしぐも
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いわしぐもは地域密着型サービスとして、「訪問看護」「訪問介護」「通い」「宿泊」の4つのサービスを24時間365日の体制で、介護と看護の両面から柔軟に組み合わせて提供します。
また、登録定員29名という小規模な施設のため、職員ともなじみの関係が築け、ご利用者が住み慣れた地域で、その人生の最後まで自分らしい暮らしが続けられるよう支援させていただきます。
さらに、地域交流スペースの活用により、地域の皆様との交流を大切にし、「地域に根付き、信頼され、頼りにされる施設」を目指したいと考えています。


《 1階 》 多機能型事業所 にじいろ
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　・児童発達支援事業
　・放課後等デイサービス
　・重症心身障がい者生活介護
日常的に医療ケアが必要な重症心身障がい児者に対して、「訪問看護」と「多機能型事業」が一体になってサポートすることで、在宅での決め細やかなケアの継続をしながら“安心して通える場”を提供します。また、｢医療｣｢発達支援・活動｣を同じ施設内で提供することで、障がいと共存しながら子どもたちが成長し、発達していくための援助が可能になります。