ワコウハクブツカン
和鋼博物館
たたらの炎、それは世紀を越えたメッセージ
文化・ミュージアム
- 博物館
- エリア
- 島根県安来市
- 最寄り駅
- JR各線 安来駅 から徒歩約20分
和鋼博物館に行く前にチェック!
日本で唯一のたたらの総合博物館
和鋼博物館は、平成5年4月に誕生し、たたら製鉄とその歴史・流通、さまざまな匠の技を紹介するとともに、当館の前身で昭和21年に開館しております和鋼記念館の和鋼、たたらの調査・研究に関する業務を引き継ぎ発展させていくことを目指しております。
館の名称にあります「和鋼」とは、東京帝国大学名誉教授であった俵国一氏によって命名された言葉で、たたら吹きにより製造された日本刀の原料等になる玉鋼のことです。近代に入ってこの技術と精神を受け継いで、開発された「ヤスキハガネ」と呼ばれている鋼は様々な用途に世界中で使われています。当館では、鉄の歴史とともに、現代の「ヤスキハガネ」を皆様に紹介しております。
館の名称にあります「和鋼」とは、東京帝国大学名誉教授であった俵国一氏によって命名された言葉で、たたら吹きにより製造された日本刀の原料等になる玉鋼のことです。近代に入ってこの技術と精神を受け継いで、開発された「ヤスキハガネ」と呼ばれている鋼は様々な用途に世界中で使われています。当館では、鉄の歴史とともに、現代の「ヤスキハガネ」を皆様に紹介しております。
たたら製鉄に従事する人びとの仕事場と住まいを含めた集落「山内」
山内は、たたら操業に不可欠である膨大な量の木炭や原材料の砂鉄、さらに生活用水の確保が可能であるとともに、生産された鉄・鋼の搬出、食糧の搬入が便利であるという条件を満たす場所が選ばれます。
たたらの炉が設置され、製鉄をおこなう高殿、高殿から引き出した鉧などを冷却する鉄池、その鉧を砕く大どう場・小どう場、砕いた鋼を選別する鋼造り、錬鉄をつくる大鍛冶場、鉄・鋼を収納しておく鉄倉、木炭を収納しておく炭小屋、食糧を収納する米倉が設けられます。
このほか、砂鉄を最終的に精洗する洗い場、事務所としての元小屋、信仰対象である金屋子神の祠、職人や家族が住む住宅などが密集して山内を構成します。
たたらの炉が設置され、製鉄をおこなう高殿、高殿から引き出した鉧などを冷却する鉄池、その鉧を砕く大どう場・小どう場、砕いた鋼を選別する鋼造り、錬鉄をつくる大鍛冶場、鉄・鋼を収納しておく鉄倉、木炭を収納しておく炭小屋、食糧を収納する米倉が設けられます。
このほか、砂鉄を最終的に精洗する洗い場、事務所としての元小屋、信仰対象である金屋子神の祠、職人や家族が住む住宅などが密集して山内を構成します。
たたら製鉄によって造られる色々な鉄
私達が通常「鉄」と呼んでいるものは、基本的には、含まれる炭素の量によって性質が大きく変化し、用途も変わるので、冶金学的な分類としては、炭素量0.02%以下を鉄、2.1%以上(1.7%以上との区別もある)を銑鉄、その中間を鋼と呼んでいます。
「たたら製鉄」によっても、色々な炭素量の違う鉄が造られます。
たたら製鉄は、製法上から鉧(けら)押し法と銑(ずく)押し法に区別され、前者は砂鉄から直接に鋼の製造を目的としますが、鋼以外に、銑や製錬がまだ不完全な鋼である歩鉧などもできます。銑押し法は主に銑を製造し、その大部分は歩鉧などと一緒に鋼や包丁鉄に加工されて、色々な道具鉄の素材となります。
「たたら製鉄」によっても、色々な炭素量の違う鉄が造られます。
たたら製鉄は、製法上から鉧(けら)押し法と銑(ずく)押し法に区別され、前者は砂鉄から直接に鋼の製造を目的としますが、鋼以外に、銑や製錬がまだ不完全な鋼である歩鉧などもできます。銑押し法は主に銑を製造し、その大部分は歩鉧などと一緒に鋼や包丁鉄に加工されて、色々な道具鉄の素材となります。
和鋼博物館の基本情報
スポット名 | 和鋼博物館 |
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TEL | 0854-23-2500 |
住所 |
〒692-0011 島根県安来市安来町1058 |
営業日 |
|
HP | http://www.wakou-museum.gr.jp/ |
駐車場 |
あり 80台 |