当社は、平成16年（2004年）10月にグループ各社の再編成計画に基づき設立された新しい会社ですが、そのルーツは、大正12年（1923年）に創業者矢島 環が自宅の畳をはがし、手まわしプレス機で仕事を開始したことであります。

その本流を受け継いだ当社は、プレス板金・溶接組立加工における独自の技術とノウハウを蓄積・駆使し、自動車産業の発展と共に成長してまいりました。

今後とも、さらなるご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

■自動車部品・産業車両部品・住宅機材などの開発・設計・製造
■各種金型・治具の開発・設計・製造

1.金型設計
設計段階で3次元CADと各種ソフトを駆使し、プレス加工の成形過程を解析シミュレーションし、最良な加工方法を決定しています。
生産準備期間の大幅な短縮や画期的なコスト低減など、お客様ニーズに対応する充実した開発設備体制を整備。
製造工程を常に考慮し、蓄積してきたノウハウと新しいアイデアにより最短のリードタイムでの生産準備を可能にしています。

2.金型製作
CAD/CAMシステムで、金型・治工具などを設計し、NC加工データ作成を経て、高速モデル加工NCマシンで製造します。

3.プレス板金加工
プレス機を使用して、金型で鋼板を必要な形状に加工します。
投入された鋼板は、プレス機に取り付けられた金型によって上下両面から大きな圧力が加えられ、金型の形状に沿った3次元形状に成形されます。
加工に必要な条件により能力（トン数）等、加工に適したプレス機を使用します。

4.溶接･組立
様々な形状の鋼板部品を、電気抵抗溶接、溶融溶接などの工法を駆使して組み合わせ、結合することによって要求品質を満たした、軽量で剛性の高い部品を精度良く作り上げます。

5.塗装・艤装
燃料タンク用のシャワーコート塗装を行っています。
燃料タンクは重要保安部品であり、品質面、環境面において、前処理、塗装、乾燥、艤装工程まで徹底した管理を行っています。

6.品質管理
生産工程を経て完成した製品が、お客様から要求された品質規格を満たしているか検査し、合否の判定をします。
更に、検査データから品質保証能力（工程能力）を有する工程であるか検証しています。
ボディ部品の品質規格としては、寸法精度、溶接個所の位置、溶接強度（溶融･溶着部の大きさ、長さ等）、ネジの締め付けトルク等があります。