株式会社弘木技研は、鉄道車両部品に特化したメーカーです。創業は昭和25年（1950年）にさかのぼり、当初は家具の製造・販売を手がけていました。その時期に研鑽した技術を鉄道車両部品の分野に生かし、今に至っています。取引先の主な企業は、株式会社日立製作所、株式会社総合車両製作所、川崎重工業株式会社などといった、国内の名だたる鉄道車両メーカーです。

これまで製造した鉄道車両部品をいくつかご紹介します。

■IEP（都市間高速鉄道計画）Class 800
・運転台下部キセ
・配電盤ユニット
・機器室ユニット

■E7系・W7系上越・北陸新幹線
・車販準備室パネル
・グランクラス荷物棚
・客室内妻仕切パネル
・グランクラス客室中央天井
・出入台配電盤ユニット

■N700A系東海道・山陽新幹線
・エントランスデッキコーナーパネル
・出入台配電盤ユニット

■E5系「はやぶさ」東北新幹線
・車販準備室パネル
・グランクラス荷物棚
・客室内妻仕切パネル
・グランクラス客室中央天井
・出入台配電盤ユニット

鉄道車両部品を専門とするメーカーである当社では、製品の設計から加工や組立に至るまで、すべての工程を手がけています。全工程の一元管理を可能にする独自開発の生産管理システムにより、作業ミス、材料のロスを最小限にするとともに、作業負担を軽減して効率的な生産体制を確立しました。

また、さまざまな加工に対応できるよう、バラエティーに富んだ設備機械を使用しています。パンチとレーザー加工の両機能を持つパンチレーザー複合加工機、型材を切削するマシニングセンター、金属板を曲げるプレスブレーキ、ハンマーでの叩き出しをするクラフトフォーマーなどが一例です。