当クリニックは人に優しく環境に優しくをモットーに、患者様が安らぎを感じられるリラクゼーションスペースとなるよう、鹿沼市郊外の木々に囲まれた閑静な場所に、2002年5月開院致しました。

質の高い医療サービスを提供できる医療機関として、高度医療機器の導入やスタッフ教育の充実を始め、きれいな水にこだわった透析治療（環境ホルモンフリー透析）を実施し、ISO9001:2000、日本透析医学会教育関連施設及び日本腎臓学会研修施設としての認証を取得しております。

また、地域に根ざした医療機関として、内科診療・透析治療・入院治療・介護サービスを充実させ、地域の皆様の期待と信頼に応え、愛されるクリニックを目指しています。

一般外来

■内科　■呼吸器内科 ■泌尿器科 ■腎臓内科
■腎臓外科 ■腹膜透析 ■消化器内科 ■循環器内科　
■禁煙外来 ■人工透析科 ■内分泌内科 ■内視鏡内科
■糖尿病・脂質代謝内科■リウマチ・アレルギー科
■リハビリテーション科

腎臓が病気になり、本来の動きを行えなくなった状態を「腎不全」と呼びます。病状がさらに進行すると、腎臓の代わりに毒素や余分な塩分、水分を取り除く「透析治療」が必要となります。

透析には一般的に知られる、病院に通って血液を体外で浄化する「血液透析」のほかに、在宅で行える「腹膜透析」（CAPD・APD)という治療法があることをご存知でしょうか？

透析を導入される患者さんの中には、このような選択肢があることすらご存じなく、血液透析を始められる方もいらっしゃると聞いております。

血液透析にも、腹膜透析にもそれぞれのメリット、デメリットはありますが、両方の治療法をよくご理解いただいた上で、患者さんのご病態、生活スタイルにあった治療法をお選びいただくことが大切であると当院では考えています。

■腹膜透析療法とは
お腹の中に透析液を一定時間貯留すると、腹膜を介して血液中の余分な水分や老廃物が透析液側に入ってきます。
その液を1日に3～4回入れ替えて体外に出すことにより、血液を浄化するものです。
血液透析では通常週2～3回、病院通院が必要となりますが、腹膜透析では、透析液の交換が容易であるので、ご自宅にて治療が可能です。
診察と処方箋を受け取るための月1～2回の外来通院で済みます。
また、夜間自動腹膜還流装置（APDを）利用し、睡眠中に機械によって透析液の交換を行うこともできます。

■生活スタイルにあった治療が可能
住宅治療が基本となりますので、通院は 月1～2回程です。
透析液の交換時（１回につき30分程度） 以外は時間の拘束がなく、通学、就労、家事など生活スタイルに合わせて治療が行えます。
また、睡眠中に自動的に透析液の交換を行う夜間自動腹膜還流装置（APD）を利用すると、日中の交換を最小限にすることができます。

■食事制限がゆるやか
１日２４時間連続して老廃物や水分を取り出していますから、血液透析に比べ、食事制限が緩やかです。
果物や野菜、肉類も食べられます。

■透析前後で急激な体調の変化がない
血液透析では1～2日おきに身体にたまった老廃物や水分を取り出しますので、透析治療の後、急激に体調が変化します。
一方、腹膜透析では24時間連続して透析を行いますので、体調が安定します。

■第1の特徴は、洗浄を週1回の外来時にだけ行うことです。その他はヘパリンロックしてカテーテル操作は行わず、固定しておきます。
この方法でもカテーテルの閉塞が起こらず、出口部初期感染の危険性が減少します。

■第2の特徴は、腹膜透析開始までに約3ヶ月の余裕をもってカテーテル挿入手術を行い、その後、あせらずに、ゆっくり腹膜透析療法を始めるための準備を整えていくことです。

■入院はカテーテルの挿入から抜糸までの1週間だけです。
この間、患者様は装着されたカテーテルの出口部の消毒法を覚えます。

■退院後は週に1回の外来通院時に、出口部ケア、次に入浴ケア、その後にバッグ交換の手技という具合に、一つひとつ看護師の指導を受けながら、腹膜透析療法に必要な知識や手技を2ヶ月かけて覚えていきます。
ご自宅でも入浴時やトイレ、また就寝時の感触など、カテーテルが腹部に装着された生活に徐々になじんでいくことができます。