『アップリンク渋谷』
「有限会社アップリンク(以下アップリンク)」さんが運営している「アップリンク渋谷」さんは名前の通り渋谷にある有名なミニシアターで、「シネコンの作品だけでは物足りない」「ミニシアターがどういうものなのか気になる」という方に特におすすめです。近年は事業拡大に勢いを見せており、2018年には吉祥寺に「アップリンク吉祥寺」を、2020年春には京都に3館目として「アップリンク京都」をオープンするなど、その人気ぶりが窺い知れます。
- 【アップリンク渋谷さんのおすすめポイント】
- ①奥渋谷の隠れ家的ミニシアター
- ②ソファーやデッキチェアでゆったりと映画鑑賞
- ③若い人のお財布に優しい価格設定
- ④プログラムの特徴
- ⑤映画以外の4つ魅力
- ⑥まとめ
- ⑦スポット情報
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奥渋谷の隠れ家的ミニシアター
渋谷駅ハチ公改札から文化村通りの方に歩いて約7~10分です。日時によっては人混みの影響でにもう少し時間がかかるかもしれないので、時間に余裕をもって向かうのがおすすめです。代々木公園駅からも徒歩10分です。
「アップリンク」さんが運営しているカフェレストラン「Tabela(タベラ)」のテラスの横に入口があります。
細長い廊下にはチラシのラックが多く陳列されています。
ソファーやデッキチェアでゆったりと映画鑑賞
「アップリンク渋谷」さんはスクリーン数が3つとミニシアターとしては多いです。その分、座席数が約40席ほどと多くはありませんが、それがかえって落着きのあるアットホームな空間作り出しています。
スクリーン1
スクリーン2
スクリーン3
若い人のお財布に優しい価格設定
「アップリンク渋谷」さんの入場料金は以下の通りです。他館と比べて若い人のお財布に優しい価格設定であることがわかります。また、毎週水曜日は男女問わずに料金が1,200円です。
※全席指定/イベントや特別上映(トーク付き上映、特集上映、映画祭など)を除く
- ・一般:1,900円
- ・シニア(60歳以上):1,200円
- ・ユース(19歳以上22歳以下):1,100円
- ・アンダー18(16歳以上18歳以下):1,000円
- ・ジュニア(15歳以下):800円
- ・毎週水曜日:1,200円
年に数回「アップリンク渋谷」さんに通われる方は会員に入会したほうがお得です。
・一般会員:年間会費 1,500円
・ユース会員(22歳まで):年間会費 500円
- ・一般会員:平日1,000円/土日祝1,300円
- ユース会員(22歳以下):いつでも1,000円
ほかのサービスデーや会員の詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
プログラムの特徴
プログラムはまさに「ミニシアター系」といえる作品が多く、新旧の邦画・洋画を問わずシネコンではまず上映されないと思われる作品が多いです。 国内ないしは海外の映画祭で評判になったけどシネコンでは上映されていない作品や、現代社会を映し出したドキュメンタリーなど、いま映画界の前線を走っている作品を観ることができます。その意味でニッチな作品を扱っていると言えますが、映画ファンなら必見の作品が目白押しです。また、インディーズ作品の上映も積極的に行っています。
Netflix限定映画の先行上映
昨年、Netflixの映画『ROMA/ローマ』(2018)がアカデミー賞の受賞をきっかけに映画館での上映が相次ぎました。これの影響を受けてか、今年はNetflixで公開される前のいくつかの作品(※1)の「先行上映」が全国23館の映画館で行われています。その中のひとつに「アップリンク渋谷(+アップリンク吉祥寺)」さんがあります。『ROMA/ローマ』のように話題になればその後映画館で上映されるかもしれませんが、そうならなかった場合はもう映画館で鑑賞することができないかもしれません。次も「先行上映」があるなら、「アップリンク」さんのプログラムは要チェックですね。
(※1)『キング』、『アイリッシュマン』、『マリッジ・ストーリー』、『アースクエイクバード』、『2人のローマ教皇』
映画以外の4つ魅力
「アップリンク渋谷」さんのプログラムや嬉しいサービスなどそれぞれの魅力をまとめました。
落語/演劇/トークイベントなど盛りだくさんのイベント
映画の上映以外に「アップリンク渋谷」さんは落語、演劇、トークイベントなどを開催しています。定期的に開催しているのは以下のふたつ。その他のイベントは上映作品によって変わるので、公式サイトをチェックしてみてください。
※画像は『太陽がほしい』(2015)上映後の監督の班忠義さん政治学者の中野晃一さんによるトークイベントの様子
・根本敬の映像夜間中学
・立川志の彦落語会 in UPLINK
インディーズ作品を積極的に上映している「アップリンク渋谷」さんが開催するトークイベントでは、そのインディーズ作品の製作者を招いたものもあります。製作者を招くトークイベント自体レアなイベントなので、インディーズ作品となるとより一層レアですね。
マーケット
館内に入るとまず目に入るマーケットでは、DVD、書籍、古書、Tシャツなど映画関連グッズが多く販売されています。上映作品に合わせた物品を並べることもありますので、面白い映画のを観たあとはマーケットで物色するのが楽しいですよ。
ワイン製法のドキュメンタリー『ジョージア、ワインが生まれたところ』(2019)の上映に合わせて、自然派のワインの提供を行っていました。
ギャラリー
1階には約1週間単位で展示が入れ替わるギャラリーがあります。こちらのギャラリーはクリエイター、映画製作者、イベンター、ミュージシャン、NPOなどの活動をサポートする趣旨で「無料」で貸し出しされています。詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
カフェレストラン「Tabela(タベラ)」
同ビル内にある「アップリンク」さんが運営するカフェレストラン「Tabela(タベラ)」さんでは多様な食文化に触れられるお料理を楽しめます。また、チケットの半券を持っていくと飲食代が100円引きになるという嬉しいサービスがありますので、鑑賞後にぜひ立ち寄ってみてください。
毎日2種類のランチBOXを販売しており、テイクアウト、イートインができます。もちろん、夜には定番のポップコーンも販売してますよ。
アンティークな雰囲気のテーブル。よく見ると上のぬいぐるみの中にテッドがいますね。
まとめ
以上、【渋谷駅】ソファーやデッキチェアでゆったりと映画鑑賞「アップリンク渋谷」特集でした。
私は映画館で映画鑑賞をするのは好きなのですが、あのシートに2時間ほど座っているのはどうしても疲れてくるので「アップリンク渋谷」さんのような椅子はとてもありがたいです。上映時間が約3時間半ある『アイリッシュマン』を観たときでも終始リラックスして座れたので、私と同じように一般的な映画館の椅子で疲れる方はぜひ足を運んでみてください。本記事ではきちんと触れられなかった姉妹館の「アップリンク吉祥寺」さんも記事として取り上げるかもしれません。訪問された事がある方やこの記事を読んで訪問してみた方からのSNSでの感想をお待ちしております。
※惜しくも「アップリンク渋谷」さんは2021年5月20日をもって閉館しました。姉妹館である「アップリンク吉祥寺」「アップリンク京都」は引き続き運営されており、こちらも特徴的な座席を備えたユニークなミニシアターですので、ぜひ足を運んでみてください。
スポット情報詳細
- アクセス
- :
- 渋谷駅ハチ公改札から 徒歩7分
代々木公園駅 2番出口から 徒歩10分
- 住所
- :
- 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
- 電話番号
- :
- 03-6825-5503
- 営業時間
- :
- ※上映作品により異なる(参考時間:10:00~22:00頃)
- 定休日
- :
- なし
- ホームページ
- :
- https://shibuya.uplink.co.jp/
- :
- @uplink_shibuya
- :
- @uplink_film
- :
- @uplink.shibuya
※掲載画像は、オリジナル画像以外は公式ホームページや関連サイトから引用させていただきました。
※掲載内容は記事作成時の情報になります。ご利用の際は事前に最新情報や詳細を各店舗へお問い合わせいただくかホームページ等の公式情報をご確認ください。
- 【アップリンク渋谷さんのおすすめポイント】
- ①奥渋谷の隠れ家的ミニシアター
- ②ソファーやデッキチェアでゆったりと映画鑑賞
- ③若い人のお財布に優しい価格設定
- ④プログラムの特徴
- ⑤映画以外の4つ魅力
- ⑥まとめ
- ⑦スポット情報