シネコンや画面越しでは味わえない「ミニシアター/名画座」と呼ばれる小中規模の映画館の魅力にハマった映画好きのe-NAVITAスタッフのKが、実際に訪問した中からおすすめの「ミニシアター/名画座」をご紹介するこの連載。
第16回目の今回ご紹介する映画愛に溢れる「ミニシアター/名画座」はこちら!
『シネコヤ(CINEKOYA)』
江の島で有名な藤沢市にある「シネコヤ(CINEKOYA)」さんは、「映画と本とパンの店」というユニークなコンセプトのもと、映画館・貸本屋・パン屋が一体となったお店です。レトロなインテリアで囲まれている店内は老舗の喫茶店のような雰囲気があり、観る・読む・食べるという文化的な時間をより引き立ててくれます。
- 【「シネコヤ(CINEKOYA)」さんのおすすめポイント】
- ①レトロなインテリアがおしゃれな店内
- ②【パン屋】素材にこだわった絶品パン
- ③【貸本屋】約3,000冊の本が読み放題
- ④【映画館】16席ほどのミニシアター
- ⑤古い邸宅のような空間で映画鑑賞
- ⑥まとめ
- ⑦スポット情報
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レトロなインテリアがおしゃれな店内
「シネコヤ(CINEKOYA)」さんは、小田急線鵠沼海岸駅から徒歩で約3分の場所にあります。鵠沼海岸駅は片瀬江ノ島駅の隣駅なので、江の島観光の際などに気軽に立ち寄ることができる立地です。
見た目は喫茶店そのものですが、元々は「カンダスタジオ」という写真館だったそうで、どことなく写真館だった頃の名残も感じる外観です。
店内は落ち着きのある雰囲気。1Fが「カフェ・ベーカリー・貸本」を利用でき、2Fが「シアター」という構造になっています。
席数20席ほどのカフェの壁には、厳選された本や絵画などがセンスよく並べられ、ランプシェードやアンティーク調の家具もおしゃれです。
【パン屋】素材にこだわった絶品パン
「シネコヤ(CINEKOYA)」さんでは「チコパン×クゲヌマ」さんと「Desture(デスチャー)」さんというふたつのパン屋さんのパンが曜日を分けて販売されています。
「チコパン×クゲヌマ」(日・月・火・水)
日・月・火・水は「チコパン×クゲヌマ」さんのパンが販売されています。「チコパン×クゲヌマ」さんのパンは、油・乳製品・卵を使わずに、シンプルな素材とレーズンの自家製酵母だけで生地を作るというこだわりが詰まっています。イチオシのカンパーニュをはじめ、キッシュやナッツのパンなど、日によってメニューが変わります。こだわりの素材で職人が丁寧に作る焼きたてパンの美味しさは格別です。
「Desture(デスチャー)」(金・土)
金・土は「Desture(デスチャー)」さんのパンが販売されています。普段は移動販売をしている人気の「Desture(デスチャー)」さん。自家製のレーズン酵母を使用した"ふわもち"のパンが人気です。四角い形がなんともかわいい名物の「珈琲あんとぱん」や、クロックムッシュ、フルーツナッツINチーズクリームなど見た目も楽しいパンが目白押しです。
【貸本屋】約3000冊の本が読み放題
「シネコヤ(CINEKOYA)」さんの貸本サービスは、店内に配架されたさまざまな本が読み放題になるというもの。映画のパンフレットや専門書、小説や画集などが取り揃えられており、蔵書数は約3,000冊もあるそうです。これだけ多くの本が読み放題で、利用料金は3時間で500円(税込)と良心的。懐かしの映画雑誌などから嬉しい発見があることも「シネコヤ(CINEKOYA)」さんならではの楽しみのひとつです。また、「シネコヤ(CINEKOYA)」さんが厳選する本を月ごとに紹介する「今月の本」も話題で、こちらに合わせて映画のプログラムがセレクトされています。
こちらのスペースでは、先述したおいしいパンやコーヒーを飲みながら読書ができます。好きなジャンルの本を読みながら、おいしいパンとコーヒーをいただくというのも、なんとも贅沢な過ごしかたですね。
【映画館】16席ほどのミニシアター
2Fは16席ほどのミニシアターになっています。なかでも魅力的なのが、映画を鑑賞しながら、1Fで販売されているホカホカのパンやコーヒーを楽しむことが出来るのです。朝イチの上映などで、パンの焼きあがりが間に合わない時には、上映中に焼きたてホヤホヤのパンを座席まで届けてくれる、なんてことも他では味わえない大きな魅力ではないでしょうか。(こちらで販売されている商品のみ飲食が可能です。持ち込みは不可ですのでご注意ください。)
上映される映画のプログラムは、貸本コーナーで紹介されている「今月の本」にあわせてセレクトされています。
「シネコヤ(CINEKOYA)」さんの料金体系は、「本のみ」と「本+映画」からなり、「本のみ」は3時間500円(税抜)で1Fのみ利用可能です。「本+映画」は1,800円(税込)で時間無制限に本と映画1本が楽しめるというもの。
下記では「本+映画」の料金を紹介します。
- ■「本+映画」の一般料金(非会員)
- ・一般:1,800円(16時以降1.500円)
- ・ユース(18~22歳):1,300円
- ・高校生以下(小・中・高):1,000円
- ・幼児:800円
- ■年間パスポート(1年間利用可能&単品ドリンクが100円引)
- ・一般:15,300円
- ・高校生:8,000円
- ・小・中学生:5,000円
- お連れ様1名まで一般1,300円で利用可能
1年間「シネコヤ(CINEKOYA)」さんの出入りが自由になる年間パスポートもお得です。ほかのサービスデーや会員の詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
古い邸宅のような空間で映画鑑賞
2Fスクリーンへは、こちらの階段を上って行きます。壁のクロスや絨毯生地の階段がおしゃれで目を惹きます。1Fを利用している場合も、上映時間が近づくとスタッフのかたに呼び出してもらえるのが有難いサービスです。
赤色の大きなカーテンの向こうが場内です。あらかじめ渡された番号札の順に入場し、空いている座席に着席します。
16席ほどの座席は、通常の映画館に設置されているような座席ではなく、カフェで使われているような椅子や、ゆったりと座れるソファーが置いてあり、古い邸宅のような空間になっているのが特徴です。隣の席との距離が十分に確保されるほか、ちょっとしたテーブルを利用できるのも嬉しいポイント。
まとめ
以上、貸本屋・パン屋と一体になっている映画館「シネコヤ(CINEKOYA)」さん特集でした。
鵠沼海岸駅は海まで歩いて行けるほど海岸に近く、夏になると「シネコヤ(CINEKOYA)」さんと海を往復して楽しむ方もいらっしゃるそうです。「シネコヤ(CINEKOYA)」さんで文化的な時間を過ごしたあとに海で夕日を眺めるのもすてきな過ごし方ではないでしょうか。訪問された事がある方やこの記事を読んで訪問してみた方からのSNSでの感想をお待ちしております。
スポット情報詳細
- アクセス
- :
- 小田急線 鵠沼海岸駅 徒歩3分
- 住所
- :
- 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-4-6
- 電話番号
- :
- 0466-33-5393
- 営業時間
- :
- 10:00~19:00(日によって異なる場合あるのでご来店前に店舗にご確認ください)
- 定休日
- :
- 木曜日
- ホームページ
- :
- http://cinekoya.com/
- :
- https://www.facebook.com/cinekoya/
- :
- @cinekoya
- :
- @cinekoya
※掲載画像は、オリジナル画像以外は公式ホームページや関連サイトから引用させていただきました。
※掲載内容は記事作成時の情報になります。ご利用の際は事前に最新情報や詳細を各店舗へお問い合わせいただくかホームページ等の公式情報をご確認ください。
- 【「シネコヤ(CINEKOYA)」さんのおすすめポイント】
- ①レトロなインテリアがおしゃれな店内
- ②【パン屋】素材にこだわった絶品パン
- ③【貸本屋】約3000冊の本が読み放題
- ④【映画館】16席ほどのミニシアター
- ⑤古い邸宅のような空間で映画鑑賞
- ⑥まとめ
- ⑦スポット情報